巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

近況報告 | main | 夏コミ本のDL版、発売開始となりました。
オメガスレイヤーズ ~カウント5~ 「第三話 半年前。迫るその刻」⑥

 11、天音奔る
 
 
 街往く人々の間を、風がすり抜けていく。
 オフホワイトとピンクに彩られた風だった。改めてじっくり見てみれば、それは純白の半袖ブラウスと、フレアスカートを身に付けた乙女だと気付く。
 人間が走っている、とは思えぬスピードだった。
 全速力のスクーター、くらいの速度はでている。異常な速さだった。速すぎるが故に、人々は異常を異常と認識することなく、呆然と見送るしかなかった。人の脳は想像を越えたものを見ると、なにかの錯覚と己を強引に納得させるようだ。

 
 スマホを握りしめたまま、四乃宮天音は西に向かって疾走していた。
 
 宿敵・六道妖が示した地図の場所には、天音の大切なひとが捕えられているはずだった。妹の郁美か、オメガスレイヤーズ仲間の甲斐凛香か。どちらもかけがえのない、愛する者。
 東と西。地図に描かれたふたつの箇所に、分断して人質は監禁されている。天音が西を選んだのは、ただのカンだった。
 
(・・・もし、どちらがいるのか教えられたら・・・私は郁美と凛香さん、どちらを選んだのかしら・・・)

 脳裏にふと浮かぶ疑問を、首を振って天音は吹き消した。
 考えてはいけない選択だ、と思った。なにより無意味だ。事実としては、天音は郁美と凛香を天秤にかけたのではない。西か東かを選んだのだ。
 そういう意味では六道妖も、案外と天音が本当に嫌がることを理解していないのかもしれなかった。
 
 スマホの呼び出し音が鳴った。
 
 反射的に見た凛香のスマホ、ではない。コールが鳴ったのは、天音自身のものだった。
 
『天音、急ぐな』

 電話に出た瞬間、聞き慣れた男の声が届いた。
 
『時間をかけた方がいい。少しでもこちらの態勢が整う。いくら君が究極の破妖師でも、このままではヤツらの罠に嵌るだけだ』

 聖司具馬の声は冷静だった。
 感情を懸命に抑えようとしているのが、天音にはわかった。ふたりが恋人と呼ばれる関係になって、もう4年近くが経っている。
 何かと本音を隠したがる傾向が司具馬にはあったが、聡明な美乙女には通じなくなりつつあった。
 
「ごめんなさい。その忠告は、受け入れられないわ」

 わずかに乙女の声は翳った。
 ごめん、と言ったのは紛れもない本心だった。司具馬に対し、謝りたい気持ちが確かにある。
 それでも奔りながら語る口調は、毅然としたものだった。
 
「私は一刻も早く、ふたりを助けたい。そのためなら全力を尽くすわ」

『・・・オレは君に、嫌な報告をしなけりゃいけない』

「大丈夫。大体の予想はできているから」

『〝五大老”は今回の救出作戦を、天音に一任することに決めた。といえば聞こえはいいが要するに・・・『水辺の者』は直接的には君を助けないってことだ』

 〝百識”の骸頭が自ら報せてきたアジトの場所は、すでに『水辺の者』の最高責任者である〝五大老”に伝えられている。今頃は可能な限りの兵士が、東と西、二箇所の周囲を包囲し始めているはずだ。
 だが、彼らの役目は『異境結界』の創出のみに限られていた。一般人に危害が及ぶのを避けるため、闘いの場を切り取るのがその狙いだ。安心してオメガヴィーナスが全力を振るえるようにするためでもある。
 その一方で、闘いに手を出すことは固く禁じられていた。
 彼らが出来るのは後方支援だけだ。それなりの戦闘能力を有する『水辺の者』であっても、妖化屍との遭遇は即ち死を意味するのに近い。

「敵は六道妖だもの。まともに闘えるのは、オメガスレイヤーだけだわ。無駄に犠牲者を出さないための、賢明な判断ね」

『しかしッ!! わかっているのか、天音ッ!! ヤツらの作戦の真意をッ!?』

 司具馬の感情が、乱れた。
 冷静の仮面が剥がれた瞬間だった。愛する者に迫る危機の深刻さが、優秀なサポーターである彼にはわかっている。
 
『2箇所に人質がいるということは、どちらかの救出を諦めねばならないッ・・・それが嫌なら・・・無抵抗を強いられるんだぞッ! 君には郁美ちゃんも凛香も、見捨てることなどできんだろうッ!?』

「当たり前よ。私はふたりとも、必ず救出してみせるわ」

 言い切る天音に、司具馬は一瞬、言葉を失った。
 
『・・・そうなれば必然的に・・・ヤツらとまともに闘えなくなるッ・・・』

「わかっているわ、シグマ。覚悟はもう、決めているから」

『以前の六道妖とは違うんだぞッ!? ヤツらには・・・〝オーヴ”という恐るべき切り札がある』

「〝オーヴ”の効果が妖化屍にも及ぶ以上、条件は同じよ。使い過ぎれば彼らも自滅することになるわ」

『だがッ・・・!』

「ありがとう、シグマ。でも私は最強の光女神、オメガヴィーナスなのよ?」

 少し微笑みながら、天音はスマホ越しに言った。
 
「死ななければ、なんとかなるわ。そう、死にさえしなければ」

 悲愴すぎる台詞を伝えるには、あまりに優しい声であった。
 
『・・・天音』

 眼の前にはいない恋人の顏がいくつも浮かんできて、司具馬は続ける言葉に窮した。
 スマホ越しに聞こえるのは、地を駆ける音。変身前の天音が、全力で奔っているのがわかる。
 
『初めて会ったときのこと・・・覚えてるか?』

 ひとめ、白銀の光女神を見たときから、聖司具馬は恋に落ちた。
 そうわかったのは、ふたりが出会ってから半年ほど経ってのことだった。恋愛になど無縁と思っていた自分が、まさかひとを好きになるなんて。初めは情けない話だと恥じた。その後に、天音の美貌に魅入られただけではないのか? と己を嗤った。
 
 数週間、悩み続けた。その後数日、さらに己を罵倒し続けた。
 それでも司具馬は、自分の本当の気持ちを、認めざるを得なくなった。
 
「もちろん、覚えているわ」

 自分でも知らないうちに、天音は頬を緩めていた。
 六道妖との因縁に決着がつく「その時」が迫っている。光属性のオメガ粒子を得た肉体が、ギュンギュンと緊迫しているのに、なぜだか美戦士は穏やかだった。
 
「私が初めて、オメガヴィーナスになった日ね。そして・・・お父さんとお母さんに別れを告げた日」

『君が来てくれなければ、オレはあのまま死んでいたかもしれない。君は命の恩人ってヤツだ』

 天音がオメガヴィーナスとしての初陣を飾った、あの山中での出来事。六道妖の襲撃を受け、数多く犠牲となった『水辺の者』たちのなかで、唯一生き残っていたのが司具馬であった。
 
「ふふ、まさか。あなたはあの時、まだピンピンしていたわ。虎狼と闘った私の方が、ダメージは深かった・・・」

『いや。君は本当のことに・・・気付いているんだろう?』

 司具馬が言葉を紡ぐのに、わずかな間が空いた。
 本当なら、天音に言いたくはなかった話を、男はしようとしていた。美しき恋人が悲愴な決意を固めた今、司具馬もまた腹を括らねばならない。
 
『なぜあの時、オレを助けてくれたんだ?』

「傷ついた者がいれば、助けるのは当然のことよ」

『バカだな、君は。戦士として・・・甘すぎる。優しすぎるし、なにより簡単にひとを信じすぎる』

 恐らく。
 生涯に一度の告白を、司具馬はしようとしていた。
 こんな時だからこそ、しなければいけないと思った。直接、天音の顏を見られないのが悔しかった。

『だからオレは、君のことを好きになった』

 感情を隠す男には珍しく、その声は震えていた。
 
『全てに気付いていながら、君はオレのことを助けてくれた。ありがとう、天音。君のことが、好きだ』

「・・・ありがとう、シグマ」

 脚を止めることなく、天音は言葉を綴った。
 
「初めてね。直接〝好き”って言ってくれたのは」

『・・・そうだったかな?』

「そうよ。なんで言ってくれないのかなって、ちょっとヤキモキしていたの」
 
 うふふ、と甘く転がる声で天音は笑った。
 凛とした瞳を細める姿が、司具馬の脳裏に浮かぶ。時々見せる、屈託ない笑顔だった。妖魔との闘いを宿命づけられた天音が、滅多に見せることない貴重な微笑み。
 
 会いたい。痛切に、想う。
 すぐに会えるさ。騒ぐ心を、無理矢理安心させる。
 
『だが天音。そんな君だからこそ、言っておかなきゃいけないことがある』

 強引に淡い心を抑えつけた男は、声に冷静さを取り戻して言った。
 
『これは骸頭が仕掛けた罠だ。幾重にも卑劣な策が施されているのは間違いない。純粋な君では、それらを回避するのは困難だろう・・・絶対にこの誘いに乗るべきではない』

「私が意外と頑固なのは、シグマもよく知ってるでしょ? 郁美と凛香さん、ふたりを助けるためにはもう止められないわ」

『・・・ならば・・・オレがやる』

 言葉の意味がよくわからなくて、天音は「え?」と反射的に聞き返していた。
 
『もう一方の、東の地点にはオレがいく。人質ふたりを同時に解放できれば、天音も随分と闘いやすくなるはずだ』

「だ、ダメよッ! 敵は六道妖、オメガスレイヤーでなければとても・・・」

『もう一度言うぞ。君はオレの本当の力を知っているはずだ』

 桜色の唇を閉じて、天音は押し黙った。
 六道妖が現在何人まで揃っているのかは、わからない。あるいは6人全員が勢揃いしている可能性もある。2カ所に均等に戦力を分散したのならば、最低でも2、3人の妖化屍が待ち構えていると考えるべきだろう。
 究極の破妖師、オメガスレイヤーであっても無事で済むとは思えぬ任務だった。
 普通に考えれば、単なる『水辺の者』である司具馬が生きて帰れるとは思えない。しかし天音は、引き留めようとしなかった。あるいは司具馬なら・・・そんな期待があるからこその沈黙。
 
『無事に郁美ちゃんか凛香を救い出せたら・・・スマホに着信音を1回だけ鳴らす。だが、もしなんらかの形で失敗したなら・・・鳴らすのは2回だ』

「・・・成功なら1回。失敗なら・・・2回」

『そうだ。よく覚えておいてくれ。2度鳴ったら・・・できればその場をすぐに逃げ出して欲しい。今度は君に重大な危機が迫ることになる』

 スマホ越しに声を聞きながら、無意識に天音は強く瞳を閉じていた。
 自分のために、司具馬は危地に立とうとしている。恋人に死の危険が迫るのは、自分のせいだ。
 そうわかっていて、それでも今は司具馬しか頼れなくて、不甲斐なさと感謝に胸が詰まった。
 
「・・・ありがとう。・・・ごめんなさい」

 白銀の光女神と呼ばれる美乙女の声は、濡れていた。
 泣かせてはいけない。少しでも、明るくさせるのだ。それが今自分がすべきことだと信じて、司具馬は唐突にとんでもないことを言う。
 
『天音。次に君と会うとき・・・オレは君に結婚を申し込む』

「・・・え?」

『・・・そんな気がする。予想の話だ。オレはそうするんじゃないかって、あくまで想像の話さ』

「やめてよ、シグマ」

 瞳をつぶって、奔り続ける女神は言った。
 アツいものが胸にこみあげる。抑えるためには、瞳を開けてなどいられなかった。
 
「知ってる? そういうの、フラグが立つっていうのよ。約束なんてすると、悲劇が待ち受けてたりするんだから」

『そ、そうなのか? すまん、悪かったよ』

「でも」

 司具馬のことを〝本心を隠したがる”などと評しつつ、自分も大概だな、と天音は思った。
 すぐに照れ隠しをしてしまう。こんな時くらいは、素直な気持ちをストレートに伝えてもいいのに。
 ありったけの感謝を込めて、本当の気持ちをスマホに呟いた。

「それでも私は、とても嬉しいわ」

 真珠のような雫が、天音の頬を伝った。
 しなやかな指が、すぐに拭い取る。恐らくオメガヴィーナスにとって最大となる闘いが始まろうとしている。泣いてなど、いられなかった。

「あなたの告白を聞いたら、多分私は『イエス』って答えると思う。そんな気がするわ」

『・・・天音』

「大丈夫よ、シグマ。フラグが何本立とうと、オメガヴィーナスは絶対に負けない。あなたと私は、必ずまた会えるわ」

 淑やかな美乙女の、力強い宣言が、司具馬の耳に返ってきた。
 
「・・・見えたわ。じゃあ、またね」

 陽光のなかに目指す洋館の姿が浮かび上がった時、天音の指が通話を切った。
 声の届かなくなったスマホを、しばらく司具馬は握りしめていた。
 
 自分はなぜ、この世に生まれてきたのか? その問いに答えられる者は、どれほどいるだろう。しかし今の司具馬は、自信を持って答えられる。
 オレは、四乃宮天音を助けるために、今この時代に生きている。
 だから、本気を出す。封印してきた、本当の力を――。
 
 燃え盛る決意を胸に、男は走り出した。
 
 
 
 ひっそりと佇む洋館の前に、四乃宮天音は立っていた。
 広い敷地を赤レンガの壁が囲っている。明治初期に建てられたと思われる旧き豪邸は、住む者がいなくなっても往時の隆盛を偲ばせた。屋根や壁に施された装飾の跡には、歴史と家格を思わせるのに十分な荘厳さがある。
 その住宅街の一角はかつて、こぞって華族が豪奢な持ち家を誇ったのだろう。
 閑静な街並みの多くは、昔ながらの広大な屋敷で占められていた。生活臭には乏しく、時間がゆっくりと流れていくのを感じる。まだ陽光眩い昼下がりというのに、通りに人影はまるで見当たらなかった。
 
 遠くで、ヒバリがさえずっている。
 
 春らしい、ホワイトの半袖ブラウスとピンクのフレアスカート。洋館を見上げる美乙女の姿は絵になった。やわらかに波打ったセミロングの黒髪は、肩にまで届いている。大きく、少し切れ上がったアーモンド型の瞳。高い鼻梁と厚めの唇が、仄かな色香を漂わせる。楚々とした装いのなかで、盛り上がった胸の膨らみがやけに生々しかった。容姿の好みは十人十色というが、何百人の男女に問いても彼女の美貌とスタイルの良さを、否定できるものなどあるまい。
 20km以上を走破したにも関わらず、天音の息はわずかも乱れていなかった。
 強い眼差しで、じっと屋敷の奥を見詰めている。変身前の姿であろうと、白銀の光女神たる戦士の眼には、これから起こる激闘の予兆が見えているようであった。
 
「いつでも入って来い、というわけね」

 数時間前、ふたりの『水辺の者』が侵入した時には閉ざされていた鉄扉は、大きく開かれていた。
 正門からそのまま真っ直ぐ50m先に、邸内への入り口が見えている。芝生の庭は荒れ放題で、そこかしこに雑草が伸びていた。他に見えるものはない。
 
 不意に、洋館の敷地全体が薄いヴェールに包まれる。
 本当に包まれたわけではない。そのように、天音に感じられただけだ。薄暗い膜が、レンガ壁に囲まれた区画全体をこの世から隔絶させたような。
 
 『異境結界』、と呼ぶものだった。
 
 周囲に潜んだ『水辺の者』の精鋭が、闘うためのフィールドを創り出したのだ。物理的にはこの世界に存在しながら、『結界』内の空間は切り離される。わかりやすくいえば、〝死後の世界の土地となる”と表現すればよいだろうか。心霊スポットなどに指定される場所には、立ち寄りがたい場所、悪寒のする場所、というものがある。『結界』内に平然と踏み入れられるのは、破妖師と元々死者である妖魔のみだ。
 一方で『異境結界』の対象者となった者は、容易に外部には出られなくなる。元々の『結界』の役割は、周囲に被害を及ばさぬこと。一般人が入るのは難しいのとは逆に、妖の類いは閉じ込められるのが『異境結界』の特色であった。
 戦闘の終了が確認できるまで、『水辺の者』が『結界』を解くことはない。そのように命令されている。
 つまり、オメガヴィーナスと妖化屍、そのどちらかが斃れるまで闘いは続くことになる。この洋館はデスマッチのリングと化したのだ。
 
「・・・いくわよ」

 誰に伝えるともなく、天音は戦闘開始を宣言した。『結界』内に踏み込んだが最後、後戻りできないのはよくわかっている。
 
 ボゴオオオォォッ!!
 
 硬いものが、砕ける音がした。天音の足元。アスファルトの地面。
 大地を蹴った24歳の乙女は、十数mを一気に跳んで敷地内へと飛び込んだ。
 一瞬、ぐにゃりと周囲の空間が歪曲した。気温がグッと下がった、気がする。『異境結界』に入った証。
 
「ンオオオ”オ”オ”ッ・・・!!」

 芝生に亀裂が走る。と見えた次の瞬間、大地から影が飛び出す。無数の黒い影。かろうじて人の形はしているが、皮膚は半ば腐り、泥まみれの衣服はボロボロに破れている。
 ゾンビ。アンデッド。蘇った死者。
 いや、妖化屍に操られた彼らは、ケガレと呼ぶのが正解か。
 
「可哀想に」

 ボツリと呟くのと同時。
 清楚なコーデに身を包んだ美乙女が、拳を突き出す。華麗なフォームの右ストレート。ボクシングや空手ではなく、拳法家のそれを彷彿とさせる一撃だった。
 
 ボンッッ!! と破裂音が響いて、動く死体が粉塵と化した。
 
 ひるむことなく、天音の背後をケガレが襲う。ボコボコと、地中からおびただしい死者が這い出てくる。美しきエビルスレイヤーが飛び込んでくるのを、ゾンビの群れは待ち構えていたのだ。
 
 ンオオオオ”オ”オ”ッ・・・ォォオ”オ”オ”ッ・・・!!
 
 庭を埋め尽くす、腐乱死体の群れ。群れ。群れ。
 生前と同じ知能を持つ妖化屍に対し、ケガレは己の意志を持たない。ただ支配者である妖魔に従い、食欲、性欲などの本能に衝き動かされるのみだ。そのぶん野生に近く、動きに制限をかけない。己の筋力を最大限に引き出す彼らは、生前の3倍から5倍のパワーを持つと言われている。
 
 勘違いしてはいけないのは、そのスピードだった。筋力が数倍なのだから、当然比例してスピードもあがる。映画でお馴染みの、緩慢な動きを想定してはならない。
 地面から飛び出した2体のケガレは、天音が振り返るより速くその肢体に抱きつく。細首に腕を回し、動きを抑えにかかった。
 
「くッ!」

 拳を握った右手に負荷がかかるのを天音は感じた。新たに組み付いてきた片目の死者が、手首に噛みついている。あっ! と驚いている間にも、さらに別のケガレが右腕一本に何体もしがみついてくる。
 足元の地中からは4・5対の手が伸びて、フラットシューズや足首を掴んでいた。一体どれほどのゾンビ兵士をこの地に潜ませていたのか。気がつけば50体ほどの動く死体が、天音を囲んで押し寄せている。
 
 ケガレたちの動きは速かった。天音の反撃態勢が整う前に、その全身に腐ったゾンビが組み付く。歯のあるものは噛みつき、指のあるものは爪を立てる。清楚で可憐な美乙女が、腐臭漂う死体の渦に飲み込まれる悪夢。
 
 ガブッ! ガブッ! と牙が柔肉に食い込む音色が響く。
 
 50体ものケガレを一度に相手するだけでなく、今の天音は変身前なのだ。オメガ粒子を胸元のロザリオ=オメガストーンに封入している今は、光女神の実力は10分の1ほどしか発揮できない。
 わざわざ骸頭がオメガヴィーナスとなるのを禁じたのは、どんな手を使っても四乃宮天音を抹殺する決意の表れだろう。本気を出す前に殺せるなら、それで構わない。遊ぶつもりなどなかった。オメガヴィーナスの姿でなかろうと、邪魔者を消すことが六道妖の狙いの全てだ。
 
 1対50。常人の5倍の能力を誇るケガレ。本来の10分の1しか力の出せない天音。
 どう考えても美しき破妖師の窮地・・・と、オメガヴィーナスを知らない者なら思ったかもしれない。
 
 ボボボボンンンンッッ!!!
 
 閃光が奔った。と見えた瞬間、天音の周囲のリビングデッドが粉々に砕け散った。
 光と見間違えたのは、速過ぎる美戦士の拳の残像だった。
 
「無駄よ。あなたたちでは、私を抑えることなんてできないわ」

 首筋や手首。うっすらピンク色に残った歯型の跡だけが、ケガレが残したわずかな戦果。
 四乃宮天音の姿のままでも、ゾンビ兵士程度では光女神の敵にはならない。あまりに地力に差がありすぎた。
 恐れを知らず、次々と飛び掛かってくる死体に天音は拳を振るう。子ども扱いだった。後ろからタックルしようと、横から殴ろうと美戦士はビクともしない。独自に学んだ拳法の腕前を披露するかのように、華麗なパンチやキックでゾンビを塵芥に変えていく。
 
「ウゴオオオ”オ”ッ――ッ!!」

 一体のケガレが背後から美戦士に迫る。速い。他とは一線を画す、抜群のスピード。
 振り返った天音が、咄嗟に攻撃を避けた。跳んで距離を開ける。甘んじて攻撃を受けていた破妖師が、初めて見せる防御。見開く瞳の下で、頬にスッと一筋の朱線が走る。
 
「・・・八坂・・・さんッ!?」

 明らかに格闘経験のある動きではなく、その手に握られた『水辺の者』御用達のアーミーナイフでなく、見覚えある死者の顏に天音は驚愕していた。
 〝五大老”の子息であるその若者とは面識があった。自信過剰気味だが、妖化屍退治への情熱にウソはない青年。オレと付き合え。いきなり迫られたときは驚いたが、彼なりの精一杯の愛情表現だったのかもしれない。
 
 八坂慶。『征門二十七家』のなかでも名門とされる家柄を誇り、未来の〝五大老”候補と言われていた男。
 この屋敷に潜入し、殺されていたのか。
 ケガレとなった姿を見れば、『水辺の者』のエリートを襲った悲劇は容易に想像がついた。
 痩身のゾンビの頭部は、右半分が削り取られていた。
 鋭いドリルか杭のようなものを、何度も打ち込まれたのか。傷口が妙にギザギザになっている。半分になった大脳の断面からプシュプシュと脳漿が噴き出ていた。
 
「・・・なんて・・・酷いことを・・・ッ!!」

 血が滲むほどに、天音は己の下唇を噛んだ。
 尊大な面を否定できない八坂は好感の持てる異性とは言い難いが、妖化屍を憎む心には確かな義憤があった。将来を嘱望された彼の無念は、察するにあまりある。
 『水辺の者』の幹部候補生が、妖化屍の下僕と化して操られるなんて。
 
「ンゴオオオ”オ”オ”ッ――ッ!!」

 真正面から飛び込んできた元『水辺の者』を、天音は両腕を広げて受け止めた。
 心臓に突き立てられる、アーミーナイフ。
 ドスッ!! という重い響きとともに、ナイフの先端がブラウスの左胸に埋まった。
 
「八坂さん。今・・・ラクにしてあげるわ・・・」

 聖母が幼き子供を包み込むかのように。
 凶刃に構うことなく、右半面のない生ける屍を、天音は優しく抱き締めた。
 
 風船から空気が漏れるような音がして、八坂の肉体が砂塵となる。
 無惨に散った青年に、ようやく訪れる安寧。サラサラと死体が崩れたあとも、天音は仲間の魂を抱擁し続けた。
 その左胸に、ナイフの切っ先が刺さっている。
 やがてポロリとナイフは落ちた。破れたブラウスの穴からは、わずかな赤い雫がぷくりと膨れ上がっただけであった。
 
「・・・私を・・・オメガヴィーナスを倒すのに・・・こんな小細工は無意味よ・・・ッ!」

 地中から這い出たリビングデッドの全ては、灰塵と化していた。
 怒りを抑え、天音は奥歯を噛み締める。本当の闘いはこれからだった。哀しみに、憤怒に、感情を揺さぶられていてはならない。
 
「変身していないからといって・・・甘く見ないことねッ・・・!! 私はこのままでも、あなたたちを滅ぼしてみせるわッ!!」

 ピンクのフレアスカートを翻し。
 洋館の邸内へ、四乃宮天音は踏み込んだ。
 
 
 
 12、着信
 
 
 広いエントランスに入った瞬間、天音の視界に飛び込んだのは正面の大階段だった。
 真っ赤な絨毯が敷き詰められている。2階へと続くその階段は、幅10mはありそうだ。吹き抜けの天井は高く、どこか空気がひんやりと感じられる。
 濃密な血の臭いが、鼻腔の奥をツンと刺す。
 死者との闘いに慣れた天音ですら、思わず眉をしかめていた。よほど多くの人間が、この屋敷内で死んでいる。恐らくはケガレに変わり果てた八坂も、この場で最期を迎えたのだろう。
 
「・・・〝無双”の虎狼・・・ッ!」

 大階段の頂上。2階のフロアに弁髪の武人は立っていた。
 岩のような筋肉が獣の毛皮で包まれている。2mを超す巨躯と血走った鋭い眼光。暴威をそのまま具現化したような妖化屍は、高所から天音を睥睨していた。
 
 コクン、と美乙女の白い咽喉が生唾を飲む。
 武を顕現したような妖魔とは、数時間前に相対したばかりだ。そのときは勝った。圧勝だった、といってもいい。六道妖のひとり修羅妖といえど、本来なら恐れるような敵ではないだろう。
 
 しかし、今の天音はオメガヴィーナスではなかった。オメガ粒子を最低限しか解放していない、常人の姿のままなのだ。
 変身しなければ、一方的に嬲り殺されるのは火を見るより明らかだった。
 
「・・・四乃宮天音。オメガヴィーナスである貴様を、我が1000体目の餌食と決めたことは覚えているか?」

 見下ろしながら、傲岸に虎狼は言い放った。
 先程の闘いのダメージは、すっかり回復しているように見える。肉体はともかく、プライド高い精神面までも復活しているのが、天音には不気味だった。
 完敗のショックを治癒するだけの自信が、今の虎狼にはあるということなのか?
 
「この4年、オレは破妖師どもの始末を我慢した。998人まで殺したオレが、節目の数をオメガスレイヤーで飾るためにな」

「虫唾の走る話ね。なにが言いたいの?」

「コイツが、999体目の獲物だ」

 巨漢が太い左腕を高く突き出す。
 その手に握られた真っ赤な肉塊が、ぶらぶらと力無く吊り下げられた。
 
「ッッ!! 凛香さんッ!?」

 ショートヘアを鷲掴みにされたオメガフェニックスは、全身を己の血で濡らしていた。
 深紅のケープやショートパンツ。炎天使のアイデンティティともいえるコスチュームは原型を留めている。その一方で『Ω』マークを含めて胸部分は破り取られ、形のいいEカップのバストが外気に晒されていた。遠目からでも真っ赤に染まった豊満な乳房がはっきり見える。
 美しい丸みを描いた双乳には、蜂の巣のようにいくつも穴が穿たれていた。
 鋭い凶器、それも杭のような太いもので、何度も串刺しにされたのだろう。生命力の高さが裏目にでて、簡単に死ねぬオメガフェニックスは、自慢の美乳を蹂躙され尽くした。
 
「なんてッ・・・酷いことをォッ!!」

 胸、そして右の太ももに開けられた傷穴から、ドクドクと鮮血が流れている。
 凛香の肢体が真っ赤に濡れ光っているのはそのためだった。裏返った瞳からは涙が、半開きの口からは涎が、トロトロと溢れ続けている。
 158㎝と小柄だがグラマラスに実った肉体が、小刻みに痙攣していた。常人ならとっくに死んでいる惨状でも、紅蓮の炎天使はかろうじて命をつなぎとめているのがわかる。
 
「オメガフェニックスはこの通りだ。そして次はオメガヴィーナス、貴様の番というわけだ」

 頑丈なオメガスレイヤーの肉体が、あそこまで傷つけられるなんて。
 怒りが渦巻くのと同時に、天音の胸には戦慄が走っていた。究極の破妖師であるオメガスレイヤーの身体は、オメガ粒子が少なくとも特別頑強に出来ている。一体なにがオメガフェニックスの身に起こったのか? もしや〝オーヴ”以外の切り札を、六道妖は隠しもっているのか?
 
(・・・オメガヴィーナスに変身すべきかもしれない・・・)

 葛藤が、天音のなかで湧き起こった。
 変身せずとも六道妖に立ち向かえるのは、10分の1の能力でも易々とは殺されない、という自信あってのことだ。勝てるとは思わないが、簡単に死ぬこともないだろう。いざ窮地を迎えた後からでもオメガヴィーナスになればいい、そんな余裕があるからこそ、危険な罠に飛び込めたのだ。
 だが、屈強な肉体を破壊できる方法が六道妖にあるのならば・・・話は変わる。
 
(私は郁美も凛香さんも必ず助け出すつもりでいる・・・けれど、自分が殺されてはならないことも、よくわかっているわ・・・)

 最強である光属性のオメガスレイヤーは、絶対に負けてはいけなかった。
 妖化屍どもはオメガヴィーナスの名に怯えて闇に潜むのだ。彼らの活動を抑えるには、白銀の光女神は脅威であり続けねばならない。その責務は、四乃宮天音個人の思惑を大きく超えている。
 
(・・・郁美を助けるためなら、私は喜んで死ねる・・・でも・・・オメガヴィーナスである以上、そんなワガママは許されない・・・)

「ゲヒ。ゲヒヒヒ・・・どうしたぁ~、四乃宮天音ぇ~・・・怖じ気づいたのかぁ~? ・・・」

 不快な声は、突如天音の真下で湧いた。
 灰色の泥水が足元に広がっている。虎狼に気を取られ気付けなかったのだ。反射的にジャンプしようとするより速く、ヘドロはフラットシューズを掴み脚へと這い上っている。
 
「うッ! これはッ!?」

「おっとぉ~・・・ヘタに動くなよぉ~・・・フェニックスだけじゃない、カワイイ妹ちゃんも死ぬぜぇ~・・・グヒヒヒ・・・初めましてだなぁ、オレは呪露・・・餓鬼妖・〝流塵”の呪露ってんだぁ~・・・」

 動きを止めた天音の身体を、灰色の泥が昇っていく。
 まるで柔らかな肉の感触と、乙女の体温を愉しんでいるようだった。絡みつき、纏わりつく。全身を遡上しながら、揉むようにグニュグニュと蠢動し、愛撫するようにジュルジュルと擦りあげる。
 
「〝りゅうじん”の・・・じゅろ・・・ッ・・・うふゥ”っ!? ・・・くッ・・・!」

「お前最高・・・最高の肉だなぁ~・・・香りも柔らかさもたまらないねぇ~・・・クンクン・・・フェニックスのカラダは味わい尽くしたから・・・ちょうど飽きてきたとこだったんだよねぇ~・・・」

 天音の背中に分厚く重なったヘドロは、浸食するように前面をも覆っていく。
 手の形をした泥が、ブラウスの襟元から内部に侵入する。数多くの男が恋い慕いながら、触れることの叶わなかった美乳が容易く陥落した。ふたつの乳房を粘液が包み、先端を転がして揉みしだく。
 
「んッ! ・・・くう”ッ・・・!! や・・・めッ・・・なにをッ・・・!!」

「おいおい・・・同じこと言わせるなよぉ~・・・ここでの様子は骸頭が見てんだよ? ・・・反抗したら・・・妹ちゃんはブタのエサだぜぇ~・・・あれ? ブタって人間の肉、食うんだっけぇ? ・・・」

 屈辱と怒り。そして乳首を中心に注がれる愉悦の波に、天音の頬がピンクに染まる。
 しかし、耐えることを選択するまでに、時間は必要なかった。今オメガヴィーナスになれば、凛香を助けられる可能性はあるが、郁美はゼロだ。凌辱を受けるくらいのことは、我慢しなければならない。
 
 そう、死ななければいいのだ。死ななければ。
 
 強い覚悟でこの闘いに臨んだはずだった。少々の犠牲を払い、リスクを冒さねば、とてもふたりともに助けることなど不可能だろう。
 少なくとも、司具馬の電話連絡があるまでは、耐えるべきであった。2回呼び出し音が鳴ればそれでよし。郁美の救出に成功したのだから、遠慮なく逆襲に転じられる。もし失敗し、1度しか鳴らなければ・・・
 
「ゲヒ。ゲヒヒヒ・・・いいねぇ~・・・抵抗不能だってことが、ちゃんとわかったようだねぇ~・・・賢い賢い・・・」

 力を抜いた天音の耳元で、真っ赤な三日月型をした呪露の口が囁いた。
 
「お前はここに来た時点で・・・終わりなんだよぉ~・・・オメガヴィーナスは変身することも許されずに・・・〝流塵”の呪露さまに嬲り殺されましたとさ♪ チャンチャン」

 生温かい泥に転がされ、美乙女の乳頭はコチコチに屹立していた。
 母乳のでる穴に、ヘドロが無理矢理に割り入っていく。乳管の奥へズルズルと進み、乳腺の内部を灰色の泥で埋め尽くす。
 
「うくう”ッ!! うあ”ッ、あ”ッ・・・!?」

「グププ・・・白銀の光女神さまともあろう者が・・・随分痛々しい声を出すねぇ~・・・? 針を何本も押し込められた気分かい? ・・・そぉら、オッパイを内と外から揉んでやるよぉ~・・・」

 グチュグチュと音が響くほど。
 純白のブラウスのなかで、激しく天音の胸がヘドロに潰される。美麗でもあり、可憐でもある清廉な乙女は、凌辱を受けながら立ち尽くすしかなかった。
 
「きゃああああ”あ”ッ――ッ!! あああ”ッ、ああ”ッ!!」

「痛いか? 苦しいか? ・・・それとも・・・気持ちいいのかぁ~、天音ぇ~・・・? ・・・純血・純真・純潔だっけぇ・・・ゲヒヒ、やっぱり愛撫を受けると・・・ダメージが深くなるんだなぁ~・・・」

 反撃をしない。変身もしない天音は、呪露からすれば格好の遊び相手だった。妖化屍が畏怖するあのオメガヴィーナスが、今やただ美しすぎるだけの肉人形だ。
 ピンクのフレアスカートの内部。股間部に、大量の汚泥の塊が貼りつく。
 
「はふう”ッ!? はああ”ッ・・・!!」

 切なげな悲鳴が、たまらず天音の口を割っていた。
 ショーツの隙間から流れ込んだ泥が、陰唇の奥へと入ってくる。臭いヘドロが肉襞を摩擦する悪寒。じゅぶじゅぶと、下腹部が淫らな音色を奏でる。
 
「おやぁ~? ・・・四乃宮天音ぇ~、お前・・・処女だなぁ~?」

 ミチミチと、膣の入り口が引き裂かれる音がする、気がした。
 狭い肉穴を強引に割り広げながら、泥の塊は進んでいく。
 異物が押し入ってくる圧迫感に、白い咽喉を見せて天音は仰け反った。細かく、身体が震えてしまう。泣き叫びたい気持ちを、自分はオメガヴィーナスなのだからという矜持で、ねじ伏せた。
 
「ゲヒヒ・・・そうかそうか・・・純潔ってのはホントなんだねぇ~・・・ウヒヒヒッ・・・オメガヴィーナスのはじめて、この呪露さまがいただきましたぁ~・・・」

 膣いっぱいに、灰色の汚泥が埋め尽くす。
 ギュルギュルと回転しながら、ヘドロが乙女の襞を摩擦した。子宮の底をつきあげる。最奥まで到達すると、今度はゆっくり引いて、また突き上げた。
 
 パンッ!! パンッ!! ジュボオッ!!
 
「んぎい”ッ!! へあああ”あ”ッ~~~ッ!! ああア”ッ、アア”ッ――ッ!!!」

 直立不動のまま、天音は絶叫した。全身を突っ張らせ、天井を仰ぐ。
 破瓜による出血が、竜巻のごとく旋回する泥水に合わせ、陰唇から噴き出す。フレアスカートを無惨に汚していく。
 
 私は犯されている。醜い汚泥の妖化屍に、レイプされているのだ。胸を揉まれ、股間を突き上げられて。
 こんな呆気ないものなのか、と思った。白銀の光女神などともてはやされても・・・穢されるときは、いとも容易く、脆い。
 
 肉壺を汚泥に埋められ、ゾブゾブと突かれ続ける天音を、2階から武人が見下ろしている。
 哀れに悲鳴を轟かせる女神を、蔑んでいるのがわかった。無抵抗で犯される究極の破妖師は、今や無力な雌でしかない。
 
「ゲヒヒヒッ・・・! 今度はお尻といくかぁ~・・・オメガヴィーナスのアナルの味は、っと・・・」

「んあう”ッ!? はああ”ッ、あああア”ア”ッ~~ッ!!! へあああ”あ”ア”ッ――ッ!!!」

 肛門から生ぬるい粘液が侵入してくるのが、天音にはわかった。恥ずかしい。なんという屈辱。
 純白のブラウスにピンクのフレアスカートという清楚な乙女は、腐臭の汚泥に前後の穴を塞がれて犯されている。乳房も、秘所も、アナルも穢されていた。子宮をヌルヌルの泥が撫でまわし、直腸から大腸へと肛虐のヘドロが逆流していく。
 
「うああ”ッ――ッ!! お、お尻ッ・・・そんなところッ・・・!! んふう”ッ!! ア”ッ、アア”ッ・・・!! や、やめェッ・・・~~ッ!!」

 立ち尽くしたまま、美の化身のごとき乙女がヒクヒクと痙攣する。
 感じていた。ふたつの乳首は固く尖り、陰唇からは甘い汁が泡立って内股を伝う。執拗な泥凌辱に、ウブな24歳の肢体は反応した。気持ち悪い。でも、この甘い疼きは蕩けるようでもある。
 官能の稲妻に打たれ、感電したかのように抜群のプロポーションは痺れた。
 
「こりゃあいい・・・最強のオメガスレイヤーとやらも・・・性の刺激にはまるで弱っちいようだねぇ~・・・天音ぇ~、お前そのヘンの小娘より感じちゃってるなぁ~・・・」

「あふぇあ”ッ!! あはあ”ッ・・・!! もうやめッ・・・触らないでぇッ――ッ!! 私のカラ・・・ダにッ・・・さわらッ・・・!!」

 厚めの唇を大きく広げ、涎を散らして天音は叫んだ。
 乳房。秘所。アナル。そのひとつひとつの悦楽すら電撃となって蕩かすのに、3つも重なってはたまらなかった。まして頑強を誇るオメガスレイヤーのボディは、性的な刺激にはむしろ弱い。
 喘ぎながら、耐えることしかできない天音に、更なる呪露の泥責めが迫る。
 
 ドジュウウッ・・・
 
「へああ”ッ!?」

 セミロングの黒髪を掻き分け、灰色の泥が両耳に注がれる。
 
「ゲヒヒヒ・・・体内を泥漬けにしてやるよぉ~・・・もう、まともに思考できないようにしてやる・・・」

 グチュグチュと天音の頭蓋骨で粘った音が響く。次々と耳の穴から流れ込む汚泥に、大きな瞳が虚空を漂い、唇がパクパクと開閉する。
 その口と鼻の穴から、さらなるヘドロが突っ込まれた。
 
 ジュボオオッ・・・ぶじゅッ・・・ズゾゾゾ・・・
 
「あ”ッ!! あ”ッ!! アア”ッ!!」

「グヒヒヒッ・・・! ・・・その見開かれた眼からも・・・オレさまの血肉を流し込んでやるよぉ~・・・」

 切れ上がったアーモンドアイに細い泥の糸が迫り、眼球と目蓋の隙間から押し入っていく。
 天井を見上げる美貌の内部。天音の顏のなかで、ジュブジュブと泥水が暴れた。注がれ続ける大量のヘドロは、咽喉を通って胃のなかへと落ちていく。
 
「ゴボッ!! おぼオ”ッ・・・!! んあ”あ”ッ・・・アア”ッ~~ッ!!」

「こうしてフェニックスも・・・泥詰めにされて負けたのさぁ~・・・グププッ、オメガヴィーナス・・・お前も終わりだぁ~・・・」

 あらゆる穴から注入された泥が、一斉に天音の内部で蠢動する。頭のなかで。乳房で。胃のなかで。腸のなかでも。
 快感と苦痛。そして汚濁で埋め尽くされた、惨めさ。
 
「んんん”ん”ッ―――ッ!!! うああああ”あ”ア”ッ~~~ッ!!!」

 救いを求めるように、右手を天に伸ばして天音は絶叫した。
 変身していない乙女に、この煉獄を長く耐えるのは無理だ。意識が薄れていく。穢される屈辱と否定できぬ快楽が、美しき破妖師の心をズタズタに切り裂く。
 天音の敗北は確実と思われた。その瞬間――。
 
 ドシャアアアッ・・・!!
 
「いつまで寝ているつもりだ。オメガヴィーナス」

 虎狼の声とともに、〝なにか”が2階から降ってきた。
 
 フロアに叩き付けられた赤い物体は、鮮血に濡れたオメガフェニックス――。
 
 その胸。果実のように膨らんだふたつの乳房の間には、背中まで貫通した空洞が開いていた。
 
「ッッ!!?」

 オメガフェニックスこと甲斐凛香は、ピクリとも動きはしなかった。
 仰向けで大の字に転がったまま。胸に穿たれた無数の傷穴が、生々しい。
 瞳を閉じた少女の顏は、人形のように美しかった。
 
 聴力、そして視力に優れた天音だから、わかる。
 オメガフェニックスの心臓は、もう動いてはいなかった。
 
「ッッ・・・うわああああッッ―――ッッ!!!」

 抵抗をやめたはずの天音に、力が蘇る。
 怒り、そして哀しみが衝き動かす。先のことを考えた行動ではなかった。ただ紅蓮の炎天使を、甲斐凛香を殺された激情が、天音の肉体を勝手に動かしている。
 
「ぐッ!? ・・・このッ・・・抵抗するなと言って・・・!!」

 焦る呪露の言葉が、豪風に掻き消される。
 風の正体は、旋回する天音。フィギュアスケートの選手のごとく、その場で跳躍した美乙女が独楽のように回る。遠心力で、体内深くまで侵入していた泥が引き剥がされていく。
 
「グヒッ!? ・・・バ・・・バカなぁ~・・・ッ!?」

「そうだ。それでいい、オメガヴィーナス」

 パパパパパンンンンッッ!!!
 
 天音の拳の連打が、剥がれた泥の塊を撃つ。
 眼に止まらぬ速さの連撃に、灰色のヘドロは一瞬で粉塵となった。ハラハラと空気中に消えていく、〝流塵”の呪露。変身前の姿でなお、これだけのパワーとスピードが光属性の破妖師にはあった。
 
「虎狼ォォ”ォ”ッ~~~ッッ!!! あなたはァ”ッ!! あなただけはァ”ッ!!!」

「来い。闘ってこその貴様だ」

 〝無双”の武人が不敵に笑う。右手に構えたのは、愛用の戟。その矛先は、不気味な緑色を発光している。
 反オメガ粒子〝オーヴ”を、たっぷりと含んだ戟であることは一目でわかった。だからといって、尻込みする天音ではない。オメガヴィーナスの全力をすれば、極限の武芸者とも渡り合えるはずだ。
 
 右手が、首元のロザリオへと伸びる。
 十字架の形をした金色の結晶には、白銀の光女神本来のオメガ粒子が封印されている。甲斐凛香を救えなかった今、敵に従う意味は薄い。
 
 スマホの着信音が鳴ったのは、その刹那だった。
 
「ッッ!!!」

 確認するまでもなかった。電話の相手は聖司具馬。
 もうひとつのアジト、東へと向かったパートナーが、郁美救出の成否を伝える連絡――。
 
 オメガヴィーナスへの変身を止め、天音は固まった。
 郁美を無事に助けることができたのか、否か。そのどちらかで、情勢は一気に変わる。
 
 呼び出し音が、鳴り響く。1回目。ここまでは想定通り。
 問題は、さらに鳴るのかどうか。
 『1回鳴らせば成功、2回鳴らせば失敗』・・・司具馬の言葉がリフレインする。
 
 切れて。切れて。もう鳴らないで。
 
 美しき乙女は願った。懇願した。妹の安全が確保されれば、オメガヴィーナスは遠慮なく闘うことができる。
 
 ・・・続けて2回目のコールが鳴った。
 
「ッ・・・シグマ・・・ッ!!」

 黒い渦が、怒涛となって天音の脳裏を飲み込んだ。
 
 失敗。失敗した。何が起きた? なぜ失敗したのか? 郁美はどうなったのか? いや司具馬自体にも、危険は及んでいるかもしれぬ。
 再び恋人の台詞が蘇る。『1度しか鳴らさなかったら、逃げろ』・・・そうかもしれない。愛する妹を人質に取られたままで、天音が本気で闘うことなど出来るのか。
 
「・・・逃げ・・・ないわッ・・・!!」

 わずかな時間のなかで、天音は結論を出した。
 ロザリオが黄金に輝く。眩い光のなかで、美しき破妖師はさらに神々しい姿へと変身を遂げた。
 
 漆黒のセミロングが、プラチナブロンドへと変わる。キラキラと全身が発光しているように見えるのは錯覚なのか。半袖ブラウスは手甲まで伸びた白銀のスーツとなり、ピンクのフレアスカートは紺青のフレアミニとなる。
 同じく紺青色の長いケープが、高貴さを象徴するように背中でなびいていた。胸の中央には金の地に青色で『Ω』を模したマークが輝く。
 
 光の女神という名が、似つかわしい美しさだった。
 オメガヴィーナス、降臨――。四乃宮天音は闘うことを決意した。彼女は信じた。変身を遂げ、全力を尽くすことだけがこの苦境を乗り切る唯一の方法だと。
 
 バサッ・・・!!
 
 鋭利な風が、出現したばかりの光女神の背中を叩く。
 
 オメガヴィーナスは確かに最強であった。パワーもスピードも五感の鋭さも、他のオメガスレイヤーのさらに上をいく。超戦士の名に恥じぬ、究極の破妖師だ。
 しかし、四乃宮天音は、闘い慣れてきたとはいえ、わずか24歳の乙女だった。
 隙はある。オメガヴィーナスに変身した直後なら、尚更。
 
「・・・はッ!」

 恐るべき速度を誇るそのバケモノは、一瞬にして飛来し、光女神の背中をとった。
 
「グギョロロロオオォッ――ッ!!」

 巨大な鳥だった。2mはある。漆黒の体毛。赤く爛れた地肌。鋭く大きな嘴。
 恐らくは、怪物化したカラス。
 今の名前は、畜生妖。〝骸憑(むくろつき)”の啄喰(つくばみ)。
 
 ドジュウウウッッ!!
 
 オメガヴィーナスが振り返るより速く、黄色の嘴がその背中に突き刺さる。
 中心よりやや左。光女神の背筋が抉られ、鮮血が噴き出した。
 
「ぐあああ”あ”ッ――ッ!! ア”ッ・・・!! なッ・・・!?」

 巨鳥の二撃目。後頭部に振り下ろされる嘴を、咄嗟に天音は避けていた。
 腕をかする。白銀のスーツがパクリと裂けた。信じがたい嘴の威力と鋭さだった。こんなバケモノが、六道妖の一体だというのか!?
 
 後方に跳んだオメガヴィーナスを、〝無双”の虎狼が待ち受けていた。
 緑色の穂先が光る。〝オーヴ”製の戟。反射的に逃げた天音は、バランスを崩している。
 
 態勢を整えようと、振り返った瞬間。
 オメガヴィーナスの左胸に、〝オーブ”の戟先は深々と打ち込まれた。
 
「ッッ・・・ゴブウウウッ!!」

 まともに刺突を喰らい、光女神の口から唾液と鮮血が噴き出す。
 グボオオッ・・・と柔肉から穂先が引き抜かれる。オメガヴィーナスの左胸から、オメガ粒子の消失を示す黒煙が昇った。心臓にまで響く一撃に、天音の全身がヒクヒクと痙攣する。
 
 事実上、すでに勝負は決まっていた。
 
 瞳を見開き、動きを止めたオメガヴィーナスの鳩尾に、トドメの戟が突き刺さる。
 
 ドボオオオオォ”ォ”ッッ―――ッ!!!
 
「ぐぼおオ”ア”ア”ア”ァ”ッ―――ッ!!! ・・・」

 可憐なはずの天音の声が、獣のような悲鳴をあげた。
 腹部に戟が埋まった瞬間、美しき女神は血と大量の吐瀉物を撒き散らした。
 
 まるで串刺しにされたかのように。
 お腹から折れ曲がった白銀の光女神が、戟の先端に高々と掲げられる。
 脱力した四肢がぐったりと垂れ、プラチナの髪と紺青のケープもまた力無く垂れ下がった。
 開いた唇からは、胃液の残滓がポタポタとこぼれ続ける。
 
 〝オーヴ”の戟を打ち込まれたオメガヴィーナスの瞳には、もはや何も映ってはいなかった。
 
 
 
 数分後。
 洋館を覆っていた『異境結界』が解かれた。なかの闘いに決着がついたことは、術者たちにはわかる。
 邸内からでてきたのは、巨大な黒い鳥だった。体毛のあちこちに、鮮血がこびりついている。
 
 黄色の嘴は、白銀と紺青のスーツを着た乙女の首を、無造作に咥えていた。
 
 瞳を閉じ、四肢を力無く垂らしたオメガヴィーナスは、眠っているかのようであった。左胸と腹部とに、焦げたような黒い跡がある。
 ピクリとも動かぬ天音を咥えたまま、不気味な怪鳥は夕闇迫る空へと飛んでいった。
 
 オメガヴィーナスが負けた。妖化屍と思しきバケモノに連れ去られた。
 夕陽に消えゆく巨大カラスの姿を、『水辺の者』たちは蒼白となって見送るしかなかった。
 
 
 
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| オメガスレイヤーズ | 00:31 | トラックバック:0コメント:12
コメント
久々となりましたオメガスレイヤーズの更新ですが、今回で第三話は終了となります。次回からは最終である四話に突入ですね。

最終話となるとできれば盛り上げて終わりたいので、集中して書こうかな、と思っています。
そのためにはまとめて時間が必要になるのでちょっと調節が必要になりますが・・・
他にもいろいろやることがあるために、もしかしたらオメガやDL販売用のウルトラ戦姫をちょっと後回しにする可能性もあります。(その代わり、あとでまとめてそれらをやろうかと)
次回はとりあえず「キュート!」か「レッスルエンジェルス」の続きをやろうかと考えてますが、第四話をちょっと後回しにしちゃっていいか、あるいは「ウルトラ戦姫」の「ターゲットα:後編」を後回しにしてもいいか、ご意見あれば聞かせていただければと思います。
あくまで参考にするだけで、最終的にはボクのやりたいようにするとは思いますが・・・そんな感じでもよければ(^^ゞ

まずは三話をお楽しみくださいw
2015.09.26 Sat 00:39 | URL | 草宗
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2015.09.26 Sat 01:51 | |
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2015.09.26 Sat 13:26 | |
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.09.26 Sat 16:51 | |
>コメントくださった方
うおおッ・・・!!
これは思いっきり、ボクが間違ってますね(;゚Д゚) や、やっちまった・・・間違えやすそうだから気をつけてたんですが、それでも間違ってしまうとはッ!!

早速直しておきました。報告、ありがとうございます(;´∀`)

DL版もわざわざ購入いただいたとのことで、重ね重ねありがとうございました(∩´∀`)∩ 
2015.09.27 Sun 00:46 | URL | 草宗
>コメントくださった方
創作活動自体はずっと忙しかったんで、つい忘れがちですけど、オメガはかなりお久しぶりなんですよね・・・他の作品と比べてどうかはわかりませんが、なんとなくオメガは熱烈に応援してくださる方が多いイメージがありますw

オメガのDL販売をするのは恐らくずっとあとのことになるかと思いますが・・・まずはカウント5のラストスパートを満足してもらえるように頑張りたいですね(^^ゞ

いつ集中して書くか、ちょっと迷っていますが、オメガ祭りになったときはよろしくお願いしますw
2015.09.27 Sun 01:04 | URL | 草宗
>コメントくださった方
はじめまして、コメントありがとうございますw
実は同じHNの方が他にもいらっしゃいまして、そちらの方かと一瞬勘違いしてしまいました(^^ゞ 失礼しました。

五条麻貴とはまた懐かしいですねw 七菜江と凛香は似たキャラのイメージですが、実は凛香はけっこうなお嬢様というのが最大の違いですね。

やりたいことだけとてもたくさんあるので、どれから取り組むか、ボク自身毎回迷っていますが・・・呆れずにおつきあいくだされば嬉しいです(^^ゞ
2015.09.27 Sun 01:16 | URL | 草宗
更新、お疲れ様でした。

冒頭から死亡フラグが立ちまくりなのには、正直笑ったよ。
ここまでやると逆にフラグが折れそうですが、自分からフラグがとか言っちゃうとその通りになりそうで、今後が怖いですよ。
天音には幸せになってほしいですけどね。

にしても今回の戦いの結果は衝撃的でしたよ。
前回からボロボロにされていたオメガフェニックスが本当に敗北してしまうとは驚いた。
不死鳥の名を持っているのに、最初の犠牲者になるなんて・・・
またまだ何も判らない司具馬からの救出失敗の連絡も気になるし、オメガヴィーナスは敗北するしで、現状では完敗の様相ですね。
強化されている体なのに一撃で深手を負わせるなんて、啄喰の嘴強すぎ。
また虎狼は本来の強さが出たという感じがしましたね。
ただオーヴの力もあったとはいえ、負け方がやけにあっさりしていた気もw

また、天音が反撃を開始したときに虎狼が発した、
「そうだ。それでいい、オメガヴィーナス」
には私も共感w
変身ヒロインですから、無抵抗でやられたままでは面白くは無いし、変身して戦ってこその変身ヒロインですからね♪

次はいよいよ最終話という事で、色々と有りそうですが、発表を楽しみに待ってますね。

それとその第四話の件ですが、せっかくの最終話ですし開始したら、盛り上がりの熱が持続するような、あまり間隔を空けずに読みたいですから、準備が出来るまでちょっと後回しにしても良いかな。
まだ体調が本調子では無いようですし、焦らずじっくりとね。
もちろん今回のように予定より早く読めるに越した事は無いですけどね。
2015.09.27 Sun 03:55 | URL | さとや
>さとやさま
そうなんですw クライマックスが近づいていることもあって、フラグが立ちまくり・・・なので逆に天音自身に語らせました。
結婚の話なんかも、あざといくらいのフラグですねw
ここまでくると本当のフラグか、ミスリードかわからなくなっていただければ、狙いとしては成功ですw

現状では仰る通りにまさしく完敗、ですね。
郁美の救出に失敗している司具馬含めて、ヒロイン側は全員負けているという状況です。まだ未登場のもの以外は。
啄喰のモデルはウルトラマンタロウに出てきた火山怪獣バードンなので、鋭い嘴と残忍性がウリです。六道妖のなかでは人外という意味でコイツが一番のバケモノ枠ですね。

虎狼が放ったセリフは、ボクの心の声でもあるかもしれませんw
拷問とかも好きですが、それとは別に、人質があってもヒロインにはやっぱり闘って欲しいですよね。

いろいろなものを同時進行で書いている現状ですが、「カウント5」は最終話ですからねえ~。ボクもここは集中して書いた方がいいと思ってます。
実は年末年始にかけて、私的なことなんですが、3か月ほど執筆を中断することになりそうなんです。
自由に創作活動できるのは、あと2か月、もしかしたら1か月くらいかもしれません。(落ち着いたら再開できますが)
残りわずかな時間、ウルトラ戦姫のDL版後編をなんとか完成させるか、オメガを一気に仕上げるか、あるいは無理しないでおくか・・・いろいろと迷っています。
いざ取り掛かったものの、結局完成できなかったら間をあけることになりますしね・・・
後回しにすることも選択肢にいれながら、考えていきます(^^ゞ
2015.09.27 Sun 10:10 | URL | 草宗
第3話続きが読めて感激です。いよいよカウント5のクライマックスですね。
凛香さんについても衝撃でしたが、それ以上に年末年始の草宗さまのスケジュールに衝撃を受けております。その3か月何を楽しみにしたらいいのか・・・。
でも、草宗さまが納得のいく創作活動をされるのが一番。どの順番になっても次作に期待をこめて待ちたいと思います。
2015.09.27 Sun 23:02 | URL | オメガ好き
>オメガ好きさま
おおう・・・惜しんでいただけるのは有難い反面、申し訳ない限りです(;´Д`)
なるべく間合いが空かないように、とは考えているんですが、どう考えても3か月は全ての更新をストップせざるを得なくなりそうで・・・

もちろんこれで創作をやめるわけでなく、やるべきことが終われば元に戻れるんですけどね。
一番いい形を模索しながら、ここ一か月ほど過ごすことになりそうです。
ご迷惑お掛けしますが、よろしくお願いします。
2015.09.28 Mon 00:45 | URL | 草宗
>拍手コメントくださった方
いつもありがとうございますw
凛香に対する責めをどこまで書くかは迷ったんですが、敢えて責め自体は書かず、事後の姿を書くのが一番いいかなと(^^ゞ 小説の場合はいかに読み手の方の想像力をくすぐるか、だと思うのでこういう方法もアリかと個人的には思ってますw

はい、仰る通り、凛香のあの最期のシーンはその通りの意味ですw ありがとうございます、完璧な読解です(*´▽`*)
書き手としては、狙い通りに伝わっているのは本当に快感なので・・・読み込んでいただき感謝ですw

啄喰の正体はじめ、六道妖の全貌は最終話には明らかになると思いますので・・・楽しみにしていただければ。

今後の予定については、本当に今でも迷っています。最終的には気分次第になるかとは思うんですが・・・全部できれば最高なんですけど、パンクしてしまったら元も子もないですからね。
ご迷惑お掛けしますが、よろしくお願いします。
2015.09.29 Tue 01:46 | URL | 草宗
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