巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

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あーやばい… | main | 最終話 東京終末戦 3章―3
最終話 東京終末戦 3章―4
 
 ―――死ぬ。
 
 直感的にゲドゥーは思った。破邪剛矢。ユリアの体長ほどはあろうかという、巨大弓の一撃。
 弾道ミサイルと見紛う光の矢が、一直線に唸り迫ってくる。
 食らえばひとたまりもないことは、考えるまでもなかった。暗黒瘴気による防御膜など、なんの役にも立たない。
 空気を切り裂く、という表現があるが、そんな生易しいものではなかった。空気を抉り進み、力づくで掻き分ける。標的となったひとつ眼凶魔目指して、遮二無二、剛矢は突き進んだ。
 
 グオオオオオオオオオッッ!!!!
 

「ッッンヌウウオオオオオッッ―――ッッ!!!」

 白き凶魔は吼えた。
 身体は上空に向かって伸びきっている。剛矢から、逃げることはできない。
 サトミとユリア、ふたりのファントムガールが策と力を総動員した一撃が、ゲドゥーに吸い込まれていく。
 
 叫ぶ凶魔が、右の掌を開いて、突き出した。
 
 そう、それしかあるまい。命脈を断たれずに、済むには。
 “最凶の右手”で剛矢を迎え撃つ。ゲドゥーにとって、もっとも信頼できる武器であり防具なのは、その右手なのだ。射抜かれないために、右手を使うのは必定の流れだった。
 しかし、杭のように巨大な矢を、右手ひとつで防ぐなどと―――。
 
「その、右手・・・いただきますッ・・・!」

 すべては、ユリアの狙い通りだった。
 ゲドゥーが、新たな力に目覚めていなければ。
 
「ッッ・・・“メギドッ”!!!」

 渾身の力を、凶魔は“最凶の右手”ひとつに集中させた。
 拳を握れば、そこに熱を感じることができる。誰もが経験できることだ。血管が膨張し、血流は早まる。細胞間で酸素と栄養の交換は促進し、エネルギーの高まりが生じる・・・
 凄まじい握力と、膨大な暗黒エナジーを誇るゲドゥーが、同じことをやると、どうなるか。
 
 ボシュウウウッッ!!!
 
 “最凶の右手”は炎に包まれた。
 右手そのものがマグマで加工されたかのように、赤々と輝く。焦熱による高温は、周囲を陽炎のように揺らした。溶岩の塊となった右手が、迫る光の矢を受け止める。
 
 ジュゴオオオオオオッッ!!!・・・ジュウウウウゥゥッッ・・・!!
 
 蒸発していく。巨大な剛矢が。
 
 溶鉱炉に鉄の棒を落としたかのように。ゾブゾブと灼熱の右手に、光矢が熔けていく。
 蒸気の乱流が、目前にいるサトミを吹き飛ばす。ゲドゥー自身も、堪えるのがやっとの暴風。巨大矢と灼熱の激突が、夜に嵐を呼んでいた。
 
 飛ばされたサトミが、やっと立ち上がったとき、絶叫にも似た蒸発の轟音と、荒れ狂う風とはやんでいた。
 ユリアが作りだした巨大弓矢の一撃は、燃え滾る右手の前に、消滅していた。
 
「ッッ!! ・・・ァあッ・・・!!」

「よもや“滅却弩(メギド)”を・・・とっておきを出すことになるとは、思わなかったぞ」

 右手から濛々と白い煙を昇らせるゲドゥーの両肩は、激しく上下していた。
 灼熱を示す赤色は、すでに消えている。ゲドゥーをして、“最凶の右手”を超高熱化するのは、生易しい作業ではないのだろう。
 だが、結果的にひとつ眼の凶魔は、右手を失うことも、かすり傷ひとつ受けることもなく、死地を脱していた。
 
「このオレが、ここまで追い込まれようとはな。やはり、お前たちは素晴らしい」

 ゲドゥーの賛辞を、ふたりのファントムガールは、立ち尽くしたまま聞いていた。
 智恵も体力も技術も。すべてを振り絞った。深刻なダメージを覚悟して、肉を斬らせて骨を断つ、つもりだった。
 そこまでしても、サトミとユリアのふたりは、ゲドゥーの腕ひとつ奪うことさえできないのか。
 
「はァッ・・・はァッ・・・はァッ・・・ッ!!・・・」

「さて、もはや隠れる余裕もないぞ」

 濃紺のひとつ眼が、冷たい光を放った。
 
「そろそろ・・・終わりにしよう。サトミ、そしてユリアよ」



 周囲四方から、凄惨な悲鳴と怒号とが聞こえてくる。
 三桁に近い数の巨大生物が、激突する都心―――。東京の中心地は、女神と怪物との戦場となった。
 そのなかでも、最大の重要地点となるのは、ほぼ中央に位置する皇居前広場。
 なぜなら、この戦争の発端である闇王メフェレスが、そこにいるからだ。
 しかし今、大将のメフェレスを守る兵隊は、近くにはいなかった。乱戦の最中、青銅の魔人は、たったひとりで銀と桃色のファントムガールと対峙している。
 
 1対1。
 打倒メフェレスを目指す守護女神としては、願ってもない好機といえた。
 だが、魔人が敢えてこの状況を作り出しているのは、勝利への絶対的自信があるが故。
 そして、眩い輝きに包まれているエスパー戦士にしても、目前の仇敵への怒りしか、脳裏にはなかった。
 
「聞こえるか、サクラ? 苦しみ喚いている女の声が、あちこちから届いてくるなァ・・・? お仲間のメスブタどもは、次々と死に向かっているぞッ!」

 三日月に笑う黄金のマスクの奥で、愉快げな声が響く。
 指摘されずとも、もちろんピンクの守護天使・・・サクラは気付いている。仲間たちの、痛切な悲鳴を。3箇所に分かれた闘いで、いずれも少女戦士たちが苦戦に陥っているのは間違いなかった。
 
「・・・勝つよ」

「はァ?」

「みんな、必ず・・・サトミさんもナナもユリちゃんも、勝つんだからっ! あたしもゼッタイにお前を倒してッ・・・あたしたちみんな、笑顔で再会するのッ!」

 憎々しい。
 
 かつて恋人だった少女の言葉、そして鋭い視線が、メフェレスを刺激していた。
 桜宮桃子の面影を濃厚に写した女神は、美しかった。端整な美貌は、サトミと双璧であり、加えてユリアと比肩する可憐さを併せ持っている。
 美少女ゆえに、サクラが見せる怒りは、鋭い棘となった。
 ひとを睨むことなどできぬはずの少女が、憎しみを込めて自分を見詰めてくる。普段の優しい少女を知る者からすれば、不快度は倍増する。
 
「・・・不愉快な・・・メスめがァッッ!! サクラァッ~~、あまり図に乗るなよッ、貴様ァッ!!」

 魔人から吹き付ける闇の波動を、サクラはひるむことなく受け流した。
 
「ここまで生き延びているからとッ・・・つけあがりおってッ! オレが本気になれば、貴様ごとき最弱のファントムガールなど相手にならんわッ!!」

 戦闘に不向きなはずのサクラの変貌は、これまでの闘いにも一因があると、メフェレスは思っていた。
 国家を転覆させようかという、テロ集団の総領と、超能力がある以外は、普通の女子高生。まともに闘えば、暗殺剣の達人が圧倒的に優位と誰もが思う。
 事実、全世界に配信されている映像の前で、人々はサクラの敗北と死を覚悟していた。数分ももたない、と。早く援護が来ないか、と。
 
 実際には、違った。
 超能力天使サクラは、魔人と互角に渡り合った。いや、むしろ、一方的なサクラの光線技攻勢を、かろうじてメフェレスがしのぐ展開が続いた。
 
 十数分前には死体であった、とは思えぬ美少女戦士の強さ。
 メフェレスには、その理由が分析できていた。サクラは元々、身体能力的にはさしたる脅威はない。その台詞どおり、ファントムガール中でダントツの最下位だ。しかし、彼女が主武器とする光線は、超能力の変形したもの・・・肉体の損傷からくる影響を、もっとも受けずに済む戦士なのだ。
 いわば光線専門である守護天使サクラは、復活直後であっても、本来の力を発揮できている。
 それどころか・・・マヴェルという“共感者”を失った怒りと哀しみは、ピンクの美少女戦士をパワーアップさせていた。リミッターを外したサクラは、本気で倒す攻撃を、メフェレスに放っている。
 
「あたしは・・・最弱じゃ、ないよッ!」

「フンッ! 得意の光線が少々強く撃てるからと、増長するかッ!?」

「違うッ! やっぱりお前はわかってないわッ!」

 “お前”と呼ばれるたびに、いいようのない苛立ちが魔人の咽喉をこみ上げる。
 
「あたしは、他のひと相手だったら、間違いなく最弱のファントムガールだよ。けど、お前を斃すんだったら、最強のファントムガールになるッ! なってみせるよッ!」

 突き出したサクラの右手の人差し指が、ビシリと魔人に向けられた。
 本来は、ふわりとした美少女から向けられる、100%の敵意。
 三日月に笑うマスクの口元で、赤い液体が飛び散った。
 噛み切った唇から、迸る鮮血だった。
 
「サクッッ・・・ラァァッ~~ッ・・・貴様にひとつ、教えてくれようッ・・・!!」

 明確に膨れ上がった暗黒の瘴気に、エスパー天使が構えを取る。
 冷たい汗が、噴き出る。来る。魔人メフェレス、本気の攻撃が。
 だが、熱く燃え滾った胸の内は、今更、戦慄や恐怖などに侵されるはずもなかった。
 
「ひとがッ・・・もっとも怒りや憎悪を感じる瞬間は・・・いつか、わかるか・・・?・・・」

「お前の怒りなんかッ! 自分がカワイイだけの、くだらないものじゃないッ!!」

「自分より遥かに下ッ!! 足下を這いつくばるカスッ!! 道具に過ぎぬクズムシにィッッ!! 舐めあがった、フザけた態度を取られた時だあァァッ――ッッ!!! このッ、愛玩動物にも劣る性奴隷がァァッッ――ッ!!!」

「ふざけないでッッ!! 大切なひとを失ったあたしの怒りがッ・・・お前なんかにわかるっていうのォッ!?」
 
 桃色の光と漆黒の闇は、同時に爆発した。
 全力で叩き潰す。かつての恋人同士は、互いが思っていた。女は裏切られ、男は飼い犬に手を噛まれた。屈辱を一掃するためにも、蜜のように甘い過去の記憶ごと、丸ごと消し去ってやる。
 
「なます切りにしてッッ!! 切り刻んでくれるわァァッ、サクラァッッ~~~ッ!!!」

 すでに抜いていた青銅の魔剣を、メフェレスは大上段に構えた。
 ゆるやかに反った刀身に、黒い靄が湧き上がる。邪の者が操る、暗黒のエネルギー。光の戦士を滅ぼす闇の魔光は、抜き身の刃に沿って漆黒の三日月を形作る。
 頭上から一気に、振り下ろす。
 空気を裂いた魔剣から、暗黒のカッターが発射される。桃色に発光する美乙女に向かって、一直線に飛来する。
 
「フハッ!! フハハハハハッ!! フハハハアアアッッ~~ッ!!」

 斬る。斬る。斬る。
 目前の空間を、メフェレスがめちゃめちゃに切り裂く。縦、横、斜めと、斬撃が疾走する。
 一発ではなく、六発、七発、八発と・・・無数の黒き斬光が、雪崩れとなってサクラに襲い掛かる。
 
「くッ!!」

 ピンクの似合う可憐な美天使は、殺到する斬撃に脅えの欠片も見せなかった。
 サクラの背後に巨大な黒玉が浮かぶ。
 念動力を発動する際、サクラは具体的な物体を想像した。その方が、力のイメージがしやすいから。今回で言えば、ひとの肉体ほどもあるボウリングの玉を念じた。
 
「フンッ!! 超質量で斬撃を受け切るつもりかッ!?」

 以前、同じ攻撃を受けたメフェレスは知っている。巨大球の一撃が、いかに強大な破壊力を誇るか。
 だが、荒れ狂う嵐のなか、傘ひとつで雨粒すべてを避けるようなものだ。
 大事な部分は守れたとしても、被弾は避けられまい。心臓は守れても、腕や脚は、言葉通りのなます切りにあってしまう。
 
「クハハッ!! そんなもので、無数に飛び交う我がカッターを・・・」

「言ったよね? あたしは・・・最強になるって!」

 新たな巨大球が、サクラの背後に出現した。
 2つや3つ。だけではない。
 いくつも。次々と生まれていく。
 
「なッ!?」
 
「“メテオッ”!!」

 超能力が創り出した漆黒の岩石が、暗黒カッターを迎え撃つ。
 土砂崩れが、呑み込むように。その名の通り、隕石の連弾が、黒刃の群れを押し潰していく。
 
 ドドドドドドドドオオオオオオッッッ!!!
 
「バカッッ・・・なァッ!!? これほどの念動力をッッ!?」

 正気の沙汰とは思えなかった。
 いかに生粋のエスパーとはいえ、超能力の乱発は心身ともに多大な疲弊をもたらす。かつてない怒りが衝き動かしているとはいえ、サクラの闘い方は無謀すぎた。
 
「それほどまでにッッ!! このオレを殺したいかッッ、蛆虫がァァッ~~ッ!!」

 青銅の魔人には、美天使の感情が読めていた。
 サクラには、他の者など見えていないのだ。ただ、メフェレスを斃すことだけを考えている。
 己の命すら投げ出してもいいほど。対メフェレスに全力を捧げているのだ。それもそのはず。なにしろ、サクラが心底から闘いを望む敵は、世界にただひとりなのだから。
 
 漆黒の隕石が、大地を陥没させる。皇居前広場、いや都心全体がグラグラと揺れた。巨岩の怒涛が、魔人の頭上に降る。
 まともに食らえば、圧死は免れない。
 
「我が剣をッッ!! 舐めるなアアァァッ~~ッ!!」

 大上段に構えた魔剣を、真っ直ぐに振り下ろす。
 念動力により生まれた隕石が、一刀のもとに両断された。
 ふたつに分かれて落ちていく巨岩。その間から、メフェレスが一気に、桃色の女神に突っ込んでいく。
 
「“レインボー”ッ!!」

 サクラはすでに、待ち構えていた。サイコパワーを全放出する。
 躊躇なし。全力を示す七色の必殺光線が、両手の先から発射された。
 
「・・・ムーヴッ!! “スパイラル”ッ!!」

 光線が、錐揉み回転して尖っていく。エスパー天使が脳裏に描いた、ドリルをかたどって。
 殺傷力を極限まで高めたサイコの光線が、飛び込む魔人を正面から迎撃する。
 
 ぶつかりあう衝撃波と爆風が、皇居前広場に巻き起こった。
 
「ッッ・・・やったッ!?」

 叩きつける風のなか、サクラの瞳が仇敵の姿を探す。丸い両肩が、激しく上下していた。
 悪の総首領といえど、無事で済むはずのない攻撃を仕掛けたつもりだった。心優しきエスパー少女が、“チカラ”を振り絞ったのだ。
 だがしかし、国家転覆間近まで迫ったあのメフェレスが、これで終わりとも思えない。
 
「阿呆が」

 吐き捨てる声は、サクラの背後、耳元で起こった。
 魔人にはこれがある。超速の足捌き。ほとんど瞬時と思える速度で移動したメフェレスは、魔剣の切っ先を美少女の首に突きつける。
 
 パパパパンンッッ!!!
 
 爆発の炎が、メフェレスの全身を包んだのは、その時だった。
 
「・・・“ブラスター”ッ・・・」

 弾けるように、両者は互いに跳んで距離を置く。
 爆発そのものを念動力で創り出す“ブラスター”。技の発動と同時に着弾、しかも回避不能なこの技は、最速の攻撃といえるだろう。後ろを取られてサクラが生き永らえたのは、この技があればこそだ。
 一方で、爆破を受けたものの、メフェレスのダメージは深刻ではない。
 最速かつ確実だが、威力に劣るのが“ブラスター”の欠点だった。仕切りなおすべく、再び対峙したふたりは呼吸を整える。
 
「ハァッ・・・ハァッ・・・ハァッ・・・」

「・・・クク。フハッ・・・ウワハハハハッッ!! ヒャッハッハッハァッ!!」

 無傷のサクラと、一方的に責められた感すらあるメフェレス。
 しかし、睨み合う両者の姿は対照的だった。呼吸も荒々しい美天使を指差して、魔人はゲラゲラと笑い続ける。
 
「どうしたッ、このメスブタがァッ!? 随分と苦しそうじゃないかッ?」

「ハァッ・・・クフゥッ・・・フゥッ・・・ふざけ・・・ないで・・・」

「エネルギーを使いすぎたなッ!? バカめがッ、あれほど無茶苦茶をすれば当然の報いよッ!!」

 無言で鋭い視線を返すサクラ。その胸は、疲弊を隠せず激しく上下している。
 
「先の一連の動き・・・貴様、まさか“ブラスター”で危地を脱した、と思っているのではあるまいなァ?」

「・・・ッ?・・・どういう・・・意味・・・」

「クククッ、カスめがッ! やはり、わざと“ブラスター”を使わせたと、気付いていなかったかッ! 貴様の死は決定だッ、サクラァッ!!」

 挑発的な魔人の言葉に、エスパー戦士は耳を貸さなかった。
 確かに、エネルギーの大量喪失による疲弊は自覚している。胸のエナジー・クリスタルは点滅寸前だった。もはや、先程見せたような大技の連発などは、不可能であろう。
 尊大なメフェレスが勝ち誇る気になるのも、無理はない。
 だが、サクラが秘めた切り札は、エネルギーがわずかでもあれば発動できる。“ブラスター”うんぬんも、関係ないように思われた。
 どれほどメフェレスが口汚く罵ろうと、嘲笑しようと、必ず最後には勝利する確信がサクラにはある。
 
「フハハッ! わかっているぞ、貴様の考えていることなどなァッ!」

「・・・・・・ハァ・・・ハァッ・・・」

「教えてくれようッ! 貴様はもう、終わっているのだよッ!」

 三日月のような目と口で笑う魔人は、青銅の剣をエスパー天使に突きつける。
 漆黒の靄が纏っていく。闇のエネルギーが充満するのが、傍目からでもわかった。
 
「今から、貴様を我が愛刀で切り裂く」

「ッッ・・・え?」

「ウハハハッッ!! わかっていても、貴様は避けられんッ! 絶望に染まるとよいわッ、思いあがった性奴隷めがッ!!」

 哄笑を響かせ、暗黒の王は真っ直ぐにサクラに向かって特攻する。
 単純すぎる攻撃に、超能力者の勘がざわついた。なにを狙ってるの? これまでのメフェレスの言動が、騒々しい警戒警報を掻き鳴らす。
 だが、正面から飛び込んでくる敵に対し、今のサクラに対応を選択する余地などなかった。
 
「くゥッ・・・“ブラスター”ッ!!」

 素早く。確実にカウンターを当てるには、これしか方法はない。
 脳裏に爆発を思い浮かべた超能力少女は、瞬足で突っ込む魔人の身体に着弾させる。
 
 パパパパンンンッッ!!!
 
「あっ!?」

 信じがたい光景が、サクラの瞳に飛び込んだ。
 魔人の身体が、いない―――。
 青銅の鎧を包むはずだった火花と衝撃は、なにもない空間を爆発させていた。先程まで、メフェレスがそこにいた空間を。
 
 暗殺剣の達人・メフェレスが習得した“瞬足の足捌き”は、超のつく高速度で地面を歩く技だった。
 走るのではない。歩く。故に、常に地に足の裏がついている。
 故に、急激な方向転換も、静止も移動も可能。
 “ブラスター”発動の瞬間に、魔人は横に動いていた。見事に攻撃を回避するや、即座に戻った肉体は、サクラの眼前に現れている。
 
「超能力の発動・・・思念よりも速く、動くことができればッッ・・・絶対不可避な技も、避けられるというわけよッ!!」

 ズバアアアアッッッ!!!
 
 弧を描く青銅の魔剣が、美乙女の肢体を撫で切った。
 サクラの左の肩口から、右の脇腹まで。
 左乳房を切り裂き、一直線に朱線が走る。凄まじい勢いで、鮮血が噴き出す。
 
「ふはアあァッ―――ッッ!!!・・・くはァッ!!・・・」

「もはやタイミングは見切ったわ。貴様に受けた、敗北の屈辱・・・憎悪の炎は、片時として消えることなどなかったぞッ!!」

 思念より、速く動く。
 そんな奇跡が可能なのか!? だが、現実にメフェレスの足捌きは、サクラの超能力発動を凌駕してみせた。
 
「・・・ウ・・・ソ・・・・・・そんッ・・・なァ・・・そんなァァッ~~ッ!!」

「バカめがァァッ!! 無駄だというのがわからんかァッ!!」

 今度は、“ブラスター”を発動させるより速く、刀の光が煌いていた。
 右肩口から左の脇腹へ。青銅の魔剣が切り裂く。美乙女の、丸みを帯びた肢体に深紅の「X」字が描かれる。
 派手に飛び散る赤い血潮が、銀とピンクの身体を凄惨に濡らす。
 
 ぶっしゅうううううッッ―――ッ!!!
 
「はアくッッ!!! うああああアぁぁッッ~~~ッッッ!!!」

「サクラァァッ~~~ッ・・・貴様の策など最初からわかっておるわァッ・・・!! このオレを本気で斃す、ということは“デス”を使うという意味だろう?」

 斬撃の痛みにヒクヒクと立ち尽くす美少女の頬を、魔人は愉快げにピシャピシャと叩いた。
 もはや、恐れることなど、なにもない。
 メフェレスの不遜な態度が、サクラに脅威を感じていない事実を濃厚に示している。
 
「“デス”―――あれは、確かに恐るべき技だ。他の誰も真似のできぬ、最凶の抹殺技だと認めよう。だから・・・オレは、超能力発動のタイミングを計ったのだッ!! “ブラスター”を克服したオレに、“デス”は通用せんッ!!」

 死の寸前まで追い詰められた、サクラ最大の必殺技“デス”―――その脅威を、メフェレスは克明に覚えていた。
 念動力で、心臓を直接潰す。超能力者ならではの単純かつ驚愕の技は、その名の通りに“死”を呼ぶ“必殺”技だった。
 純粋に殺傷力を比べれば、誰が使うどの技よりも、ダントツに強力であろう。
 事実、メフェレスを倒し、凶魔ゲドゥーも追い詰めた。桁外れの頑強さを誇るギャンジョー、あるいは闘鬼ガオウですら、“デス”ならば一撃で葬り去る。
 唯一、“デス”の欠点があるとすれば、心優しきサクラが、技を発動することがない、ことだけだ。
 
 本気でサクラが“デス”を使うのならば、桃色の美少女戦士に敵う者は存在しない。
 エスパー天使に本気宣告をされているメフェレスは、いわば半ば敗死が決まったようなものだったのだ。
 だからこそ、青銅の魔人は、「超能力の発動を上回る速度で動く」ことに、全精力を傾けていた。
 
「オレのスピードは、貴様が超能力を念じる速度を上回ったッ!! “デス”さえ封じれば貴様ごときッ・・・ラクに嬲り殺せるわッ!!」

「ッッ!!・・・“ブラスター”ァッ!!」

 諦めを知らぬように、血塗れの美天使は三たび、爆破そのものをサイコキネシスで創り出す。
 空間に、火花が起こる。無駄だった。
 神業レベルの足捌きで、瞬間的に移動したメフェレスは、またも“ブラスター”から逃げていた。
 
「うあッ・・・あァッ!?」

「フハハハハハァッ!! ここだ、ここだッ!!」

 サクラの意識より、素早く移動するメフェレス。
 仇敵の姿を見失い、動揺する美少女戦士を嘲笑うように、魔人は背後に現れていた。
 振り下ろされた魔剣が、柔らかな乙女の背中を袈裟懸けに斬る。
 
 ザグンンンッッ!!! ブシュウウゥッ―――ッ・・・!! 
 
「あ゛ア゛はアァッッ!!? きゃあああああアアァァッ~~~ッッ!!!」

「ワアッハッハッハアアァッ~~ッ!!! 言っただろうッ!? 貴様はなます切りにするとなァッ!! いい姿になってきたではないかッ!!」

 身体の前面に二太刀。背中に一太刀。
 ザックリと、深く、長く斬られたイマドキ美少女の戦士。かろうじて、二本足で立った肢体から、ボトボトと血の雨が降りしきる。
 元々は普通の女子高生であるサクラにとって、斬撃はほとんど致命傷といってよかった。
 それでなくとも、蘇生したばかりの肉体で、サイコネルギーは枯渇寸前。
 悪逆の闇王にひとり立ち向かったエスパー天使であったが、その敗北は誰の目にも明らかだった。
 
 ただひとり、諦めの悪い少女以外は。
 
「・・・・・・ここ・・・からだよ・・・」

 肉を斬られた激痛と、大量の失血により、サクラの青い瞳は点滅を繰り返していた。
 あわせるように、胸の水晶体も点滅している。ヴィーン、ヴィーンと警報が鳴り響く。
 再びの死がサクラに忍び寄っている。のは確実なのに、美少女の視線は鋭かった。リーダーである、くノ一少女を彷彿とさせるような。
 
「・・・貴様ァァッ~~~ッ・・・!!」

「本気で・・・闘うつもりでも・・・・・・この技だけ、は・・・・・・普通じゃ、出せないの・・・」

 だらりと垂れ下がった、サクラの右腕。
 その肘から先が、闇エネルギーを纏ったように、漆黒で塗り潰されている。
 
「ボロボロに・・・されないと・・・・・・あたしには、出せない・・・・・・命を奪う、技だもん・・・」

 “デス”―――。
 メフェレスは知っている。サクラがやろうとしている技が、確かに“デス”であることを。
 あの漆黒の右腕が飛んできて、魔人の心臓は潰されかかった。刀で振り払うことも、逃げることもできない、恐るべき“死”の腕―――。
 
「・・・ククク。オレには通用しないというのが・・・わからんのか?」

 青銅の魔剣をメフェレスは構え直した。
 じわじわと切り刻み、じっくり嬲り殺すつもりだったが、やめた。口では強気を装っても、“デス”を相手にするのは、一瞬が命取りになる。
 ひと息にエナジー・クリスタルを貫いて、殺す。
 どちらが相手に一撃を与えるか、勝負だった。さんざん“ブラスター”を封じたメフェレスといえど、油断は決してできない。
 
「その黒き右腕が飛来するより速くッ・・・息の根を止めてくれるわッ!! フハハハハアッ~~ッ!!」

「・・・あたしは・・・お前を斃してみせる・・・・・・この“デス”で」

 真っ黒になった右腕を、サクラは魔人に向かって突き出した。
 右腕が心臓を掴めば、ファントムガール・サクラの勝利―――。
 その前に、守護天使を絶命させれば魔人メフェレスの勝利―――。
 
 ボト・・・ボタタ・・・ボト・・・ボト・・・
 
 鮮血に染まった桃色天使の足元に、赤い雫が池を作っていく。
 
「来いッッ!! 使い捨てのゴミめがァッ!! 『闇豹』同様、その首飛ばしてくれようぞッ!!」

 心優しきエスパー少女は、戦士の顔で咆哮した。
 
「ッッ・・・“デス”ッッ!!!」

 ドンンンンンッッッ!!!!
 
 右腕の形をした黒き光弾が、唸り飛ぶ。
 黄金のマスクを被った魔人の心臓へ。その肉体が、霞む。
 超速の足捌き。すでにメフェレスは、元の場所にいなかった。刹那にサクラとの距離を縮める。
 
 真っ直ぐ進んだ漆黒の右腕が、魔人の残像を通り過ぎた。
 
「ウワッハッハッハッハッ!!! 死ねッッ、ファントムガール・サクラァァッッ!!!」

 魔剣が飛ぶ。美乙女の、細首へ。
 硬直したようにサクラは、右腕を伸ばした姿勢のまま、動かなかった。
 
「・・・・・・“デス”」

 ブジュウウウウウウッッッ・・・!!!

 鮮血が、飛び散った。
 綺麗であり可憐であるサクラの美貌が、深紅に塗り潰された。
 
「・・・・・・ィッ・・・!!? ・・・なァッ・・・ぜェ・・・・・・ッッ!!?」

 青銅の魔剣が、音を立てて皇居前広場に転がった。
 魔人メフェレスの左胸には、暗黒で作られたサクラの右手が突き刺さっていた。
 
「・・・・・・無理、だよ・・・」

 哀しげな瞳で、美少女エスパーはかつての恋人を見た。
 念動力で出来た漆黒の手が、メフェレスの心臓を強く握る。
 叫ぶ魔人の口から、鮮血の塊がビチャビチャと飛び出た。
 
「“デス”は・・・あなたの心臓を握るイメージを、直接創るの・・・だから、逃げられないよ・・・黒い右手を避けたつもりでも・・・どんだけ速く動いても・・・あたしの眼に見えなくても・・・」

 黒い右腕は、あくまで象徴的なイメージに過ぎない。
 対象者の心臓がこの世にある限り、サクラの念動力は、それを潰す。それが“デス”―――。
 “デス”が発動された時点で、ファントムガール・サクラは真に最強のファントムガールになるのだ。
 
「・・・・・・たとえ、一時でも・・・一瞬でも・・・あなたに愛された時間は、幸せだったよ・・・ヒトキ・・・」

 ガクガクと崩れ落ちていく青銅の魔人を、血に染まった美麗天使は、泣き出しそうな瞳で見下ろした。
 
「せめて・・・あたしの手で・・・・・・あなたは斃すよ・・・」

 漆黒の右腕が力を込めた。
 大地を転がるメフェレスが、三日月に笑うマスクの奥で、泣き喚いた。
 
 

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| ファントムガール | 23:48 | トラックバック:0コメント:8
コメント
今月は後半休みが少ないので、このタイミングでなんとか更新できてよかったです。どうしても集中力がいるので、休日以外はなかなか執筆は難しくて・・・

3箇所に分かれての都心決戦も、これでひと通り終了ですね。ここから先、決着戦に突入というところでしょうか。
リョナはともかく、エロの出番が少ないんですが(^^ゞ、最後までお付き合いいただけるよう、頑張りたいですね。
2013.04.16 Tue 23:59 | URL | 草宗
 >リョナはともかく、エロの出番

 以前にファントムガール牧場云々の台詞がありましたが、里美や七菜江レベルの美女・美少女で同レベルの強さを持っていて、なおかつファントムガールになれる正義感の持ち主って、まず見つかりませんよね。
 どれか一つずつならともかく。
 ですので本編終了後BADENDだったら里美たちを殺さずに別々の場所で監禁して、仲間の命を盾に調教。
 一方的な凌辱でなく自ら奉仕させて性的なテクを磨かせたり、事後に相手の竿を口で掃除するなどの奴隷としての作法とかを教え込むというのはどうでしょう?
 仲間の解放とかを餌にファントムガールとして戦わせて負けたら全国放送でファントムガールがゲドゥに凌辱されてるところを放送。
 しかも奴隷として調教済みなので抵抗も媚態にしか見えなくなっているとか?



 ゲドゥ―の強さはこれまでの話でよくわかってるのですが、ここまでくると後出しで盤面返しを見てるような……。
 ここは次回で右腕を奪うことはできなかったが実際にはこの戦闘では右腕を使用できないほどゲドゥ―自身にも負担のかかる技だったとかのフォローがほしいかも。
 何重にも罠を張り、それが決まったというところで効きませんでした。防ぎました。というのはちょっと。
2013.04.18 Thu 17:38 | URL | 法皇の緑
>法皇の緑さま
そうですね、ファントムガールになれたヒロインが5人なのも、結局はすべての条件を満たしている女の子が見つからなかったためですしね。

書きたいものがいろいろと溜まっているので、それに従って、やりたいものから優先的に書いていく、ということになるでしょうか。
もちろん、長編ものは話の展開に沿って、となりますが。

ゲドゥーの場合は、実際にこういう強さなので、どうしようもならないですねえ~。
当然ですが、ここで変えると、すでに構想が終わっているこのあとの流れがおかしくなりますし。
本編にもあるように、ゲドゥーがある程度体力を消耗したのは確かですが、右腕は無事ですし、今後も使用します。
2013.04.19 Fri 00:10 | URL | 草宗
実はすごく強いサクラ。
そうか、確かにそうだよね。
そこに物理的な敵の弱点が存在していることをサクラが確信している限り、敵には防ぎようがないですよね。
まさか心臓を自分で消し去ることはできないし。
時間や距離も関係無い。

それはそうと、やっぱりアリスは復活不能なんかな・・・。
ファントムガールの中で一番壊されちゃったから。
父博士も機械の部分は修理できても、彼女の生身部分までは無理なのかな。

あと、法皇の緑って何様?
草宗さん、アク禁にしなよ。初めてじゃないでしょ。
読んでて気分悪いよ。
他の閲覧者も読んでるんだぜ。
この人のpixivの投稿も見たけど、つまんない駄文の垂れ流し。
この人、他人の作品を評論したり注文つけられるようなエライ人なのかね。

草宗さん。コメント欄を汚しちゃってすみませんでした。
このコメント、法皇の緑のコメントともども消してよいですから。
2013.04.20 Sat 15:40 | URL | 通りすがり
>通りすがりさま
そうなんです。実はサクラは最強といっていい、能力の持ち主なんですよね。
いろいろな技がファントムガールにはでてきますけど、「デス」は別格・・・防ぎようもなく、確実に当たり、しかも文字通りの必殺技なんです。
だからこそ、もっとも使いそうにない、サクラだけの必殺技にしたんですが(^^ゞ

アリス・・・とりあえずボクが言えるのは、すでに完成しているゴールまでの道筋を、淡々と進むしかない、ということでしょうか。

さて、コメントについての件ですが。
他のサイトさまを見ても、コメントによる騒動というのはどうしても起こってしまうところがありますね。不特定多数の方が見るネットですから、仕方のないところでしょう。

で、ボクの場合は、アク禁やコメントの削除は可能な限り行なわない、という基本姿勢でいます。
例えば、不快なコメントがあったとしても、そういう記録もきちんと残しておきたい、という気持ちがありまして。

これは「不快なコメントでも創作の役に立つから」というような理由では決してありません。
大事なことなので繰り返しますけど、ハッキリいって、不快なコメントが創作の助けになることはまったくありません。創作意欲を落とすだけですからね。マイナスになるだけですから、その種のコメントはもらわない方がもちろんマシです。
これまで多くの方から頂いたコメントのなかには、欠点をご指摘いただくようなものもありましたが、得てしてそうしたものはこちらも気分がよかったりします。深く小説を読み込んでいただいているからこその言葉、とわかりますし。

なので不快なコメントは消去する、というのもひとつの手段としてアリなんでしょうが、ボクとしては「なかったことにする」のは、ギリギリまで避けたいんですよね。
完全な中傷とか、創作モチベーションが極端に下がるとか、場が荒れるようなことにならない限りは、起こった出来事はそのままにしておきたいと考えております。

というわけで、よろしければ、このままにしておきたいと思いますので、ご容赦いただければ幸いです。

そして、これも大事なことですので書いておきますが、ボクの作品を愛してくださるが故の激しいお言葉というのはわかりますので、通りすがりさんの言葉には感謝申し上げます。
2013.04.21 Sun 01:22 | URL | 草宗
更新、お疲れ様です。
ゲドゥー、ここまで機転を利かせてしまうとは、力の使い方を学習しすぎだって。
サトミとユリアはもう手の打ちようがない大ピンチですが、
そのピンチがやっぱりイイですね(笑)

そのゲドゥーの強さも脅威で恐ろしいのですが、今回はそれ以上にサクラは怖かった。
女の恨みというか、怒らせちゃダメですねw
本気のデスって、恐ろしい・・・
優しい心のサクラにこんな技を持たせるなんて、罪な人というか、この対比が上手いですよ。
ゲドゥー戦で最後まで出せなかったのも、しょうがなかったね。
デスを食らったメフェレスがどうなってしまうのか、続きが早く読みたい!!


これから忙しくなるようですが、お身体には気を付けて更新を頑張ってくださいね♪
2013.04.21 Sun 05:23 | URL | さとや
>さとやさま
ありがとうございますw
ゲドゥーやギャンジョーは、なんといっても他の敵とは格が違いますので・・・普通だったら敗北、の場面でも簡単には負けてくれません(^^ゞ

本気のデスは、作品通じても最強の技ですからねえ~。
もっとも死のイメージに遠いサクラに使わせるのは、皮肉っぽくて面白いなーと思っていたんですw 罪なひとと言ってもらえるのは、嬉しいですね(^.^)

更新は少し遅れるかもしれませんが、できる限り早く公開できるよう頑張ります。
2013.04.21 Sun 23:13 | URL | 草宗
>コメントくださった方
毎度、興味深い感想の数々、ありがとうございますw

カーズですかw 確かにキャラの本質的にそちらに近いと思います。ある意味、今後の展開を知っている者としては(作者ですから当然ですがw)、ご慧眼に大変驚いています(^.^)

サクラはゲドゥーも公式に「もっとも警戒すべき敵」と認定していますしねえ。能力だけ見たら、まさにチートですねw

仰るように作品としては「説得力があるかどうか」がポイントなんだとボクも思います。
高名な脚本家の方が、「大きなウソをひとつつくために、小さなホントをたくさん書く」と仰ってるらしいんですが、本来有り得ないような展開も、それまでの流れで「あるかもしれないな~」と思わせることができるか? がエンターテインメントとしての勝負どころかな、と思っています。
自分ができているかどうかは、実に心細いのでw、コメントのようなお言葉を頂けるとかなりホッとしますね(´▽`)

ただ「避けたいリスト」は本当にそう思ってはいるんですが、なかなか「避けられない」ことも多いのが現実で・・・(^^ゞ いやー、難しいですねえw
ご提示いただいたゲドゥーの案を見て、ああー、こういう方法もあったか(´・ω・`) とぶっちゃけ思ってしまいましたw

とはいえ、ここまではまずまず順調に推移できているようなのでw、なんとか完結まで納得いただける内容にできるよう、頑張りたいですね(´▽`)
「多少強引でもダイナミックなほうが面白い」とは、まさにボクも思っていますので、少々強引でも面白い! と思っていただけるようにしたいものです(^.^)

しかし、切断された腕が刺さる、ってまさにジョセフじゃないですか(・∀・) いっそ、ゲドゥーあたりは噴火で地球外に追放したりして・・・(^^ゞ

執筆時間が取れず、ちょっと更新遅れますが、またよろしくお願いしますw
2013.04.26 Fri 22:16 | URL | 草宗
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