巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

ちょっとお知らせ | main | 裏話⑤ 桜宮桃子編
第十三話 東京鎮魂歌 第3章―4
 
「どうやら、終わりのときは近いようだな」

 三日月のような眼と口。不気味な笑いを刻んだ黄金のマスクから、愉快げな声が洩れ出る。漂う余裕を隠しもせずに。
 東京タワーを背後にして佇む魔人・メフェレス。青銅の剣を右手にしながらも、2vs50の戦争を眺める悪の王は、構えすら取らずに立ち尽くしていた。
 戦火が己のところまで飛んでくることはない。そう、確信しているかのように。
 
「どこまでも甘い小娘と裏切り者シヴァに、それだけの大軍を突破する力など無いわ。たとえここまで辿り着いたとして・・・力尽きた身体を縊り殺すのは造作もないこと。みすみす始末されに現れたようなものよ」

 魔人の視線の先には、8体のミュータントから光線の集中砲火を浴び、悶えのたうつファントムガール・ナナの姿があった。
 大地に転がる屍体は6つ。それがこの約10分ほどの闘いで、ナナとシヴァとが屠った敵の全てだった。
 威力を抑えたソニック・シェイキングで、大多数にある程度のダメージは与えた。開戦直後は実力差のままに、ミュータントの群れを圧倒する場面もあった。わずか数分で6体を倒し、この調子ならば全滅までにさほどの時間も要らないのではないかとさえ思われた瞬間もあった。
 
 だが、形勢が傾くのに、長い時間はかからなかった。
 徐々に、確実に、守護天使と蜘蛛妖女の責め込まれるシーンが増えていく。敵を倒せなくなり、防戦一方となっていく。
 ファントムガール・ナナが正面の敵に打撃を繰り出す間に背後から2体の敵に襲われ、シヴァが妖糸を踊らせる間に周囲から光線を撃ち込まれる・・・攻勢に転じる機会もない、戦力差をそのまま反映した闘いがずっと続いている。
 当然といえば当然すぎる光景が、首都決戦の地に展開されていた。
 
「見えるか、サトミ? 貴様のおかげで、仕留めるべき獲物が向こうから飛び込んできたわ。余計な手間が省けたというものだ」

「・・・んぅ゛ッ・・・・・・あふ・・・・・・ッくうぅぅ゛ッ!!」

 振り返るメフェレスが、悲痛な呻きを洩らす囚われの女神に正対する。
 凶魔ゲドゥーと凶獣ギャンジョー、圧倒的な強さを見せ付けた二体に左右から抱えられ、ファントムガール・サトミは崩れ落ちそうな身体を無理矢理に立たせられていた。
 形のいいバストと下腹部のクリスタルには、ピンク色の淫悦光線が間断なく浴びせ続けられている。
 股間から一滴の雫が、長い糸を垂らして落ちていく・・・足元に作った水溜りへと。
 ヒクヒクと完璧なプロポーションが痙攣している要因が、もはや体力の枯渇以外にもあることは、誰の眼にも明らかであった。
 
「もしや・・・あの赤鬼が救ってくれるのではないか? そんな甘い考えはあるまいな?」

 青銅の魔人が右腕をすっと突き出す。
 発射される桃色の官能光線。サトミの全身を、靄のように広がり包み込む。
 効果は顕著だった。無数の手に撫でられ、数多の舌に舐めあげられる感覚が、疼きと寒気をともなって美女神の子宮を直撃する。耐久力の落ちたサトミには、『エデン』の能力で増幅された愛撫の津波は鋭すぎた。
 
「ッん゛ん゛ッ・・・ん゛くぅッ・・・・・・ん゛ん゛ん゛ッッ―――ッッ!!!」

「無駄だ。たとえあの化け物でも・・・この地から貴様を助けることはできん。なにしろ、我が兵隊はまだ半分が残っているのだからな」

 メフェレスが新たに支配下に置いたミュータントは、総計で94名。
 半数近い残りの兵が、赤銅の鬼・ガオウの出現に備えて待機させてあった。工藤吼介が再度の変身に踏み切るとは思えないが・・・確信しつつ尚、魔人は油断なく万一の事態に備えていた。
 サトミを・・・ファントムガールを、この東京タワーの地にて抹殺する。絶対に。
 メフェレスの殺意は強固だった。絶望のうえに絶望を重ねていく所業。崩壊寸前のサトミの心が、薄皮が剥がれるように一枚また一枚と脆くなっていく・・・官能の刺激がガードを容易く突き破って、令嬢戦士の女芯に直接響く。
 
“ナ・・・ナちゃん・・・・・・だめ・・・・・・ここは・・・私は・・・もう・・・・・・”

「人類と貴様の仲間どもが抵抗する気を失うように・・・ヤツらの眼の前でお前は死ぬのだ、サトミ。嬲り尽くされた挙句、な。貴様の公開処刑をもって、我が新しき時代は始まるというものだ」

 背後に回ったギャンジョーの両腕がともに半透明の吸盤へと変わる。ピンク色の魔淫光を伴って。
 
「ヒャッハッハッ!! 息絶えるまで・・・たっぷり愉しませてもらうぜェッ、女神様よォッ!」

 背中から抱き締めるように。形のいいふたつの乳房に、吸盤が吸い付く。桃色の光に包まれ、尖り立った先端がヒクヒクと小刻みに揺れる。
 胸の柔肉を吸い出しながら、ギャンジョーの凶腕がスレンダーな女神を持ち上げていく。サトミの全体重が、柔らかさと張りとを伴った、丸い双房に預けられた。
 
「・・・ぐっ・・・んくぅッ・・・・・・」

「ファントムガール・サクラ同様に、イカされ続けて果てるといい。お前に残ったわずかな生命、搾り尽くしてやろう」

 ゲドゥーの濃紺のひとつ眼が、サトミの鼻先で冷酷な光を放つ。右手が見せ付けるようにゆっくりと上がり、ピンクの魔光を纏って『最凶の右手』から『最嬌の右手』へと変貌を遂げる。
 宙に浮き上がった紫のブーツ。ぶらぶらと揺れる爪先から、内股を伝い落ちた透明な蜜が、ポタポタと垂れていく・・・。
 闘い敗れ、愛撫を受け続ける令嬢戦士に、反撃を繰り出す余力は残っていなかった。
 
「くふッ!!・・・んん゛ッ・・・あ、ああッ・・・・・・」

「剥き出しになった子宮、か。サクラには耐え切れぬ刺激だったようだ。実に心地いい悲鳴をあげて、死んでいったぞ」

 淫悦魔光に包まれた右手が、女神の下腹部で輝く、水晶体を握り掴む。
 ビクンッッ!!と跳ね動くサトミの細腰。
 子宮にダイレクトで注がれる官能に意識が白くなる。青い瞳が光を失う。
 だが、次の瞬間、怒涛のごとく押し寄せる悦楽の電撃に、蘇生した脳裏は一気に桃色で埋め尽くされた。
 
 ババババババッッッ!!! バババババッッ!!!
 
「ッッッあああアアッッ?!!・・・あああァァアアあァッッ~~~ッッ!!!!」

「さすがはファントムガールのリーダー。他にふたつとない、極上の嬌声・・・オレにとって最高の馳走だ」

 ヴィヴィヴィヴィッッ!!! ヴィヴィヴィッッ――――ッッ!!!
 
 軋む下腹部のクリスタルが、悲鳴のような音色を奏でる。激しい愛撫に痙攣する子宮が、崩壊寸前であることを報せる警告の調べ――。
 宙に浮いたまま、ガクガクと全身を震わせ、悶絶のダンスを踊る美女神の肢体。黄金混じりのストレートの茶髪が、バサバサと広がり乱れ舞う。
 ピンクの淫光を撃ち込まれ、絶叫を迸らせてよがり狂う麗天使の姿は、惨殺されたファントムガール・サクラの最期と重なった。
 
「どうした、サトミ? 肉体が朽ちるまで、抵抗し続けるんじゃなかったのか?」

「ひゃううぅッッ~~~ッッ!!! くふッッ・・・う゛う゛ッ・・・ア゛ア゛ア゛ッッ・・・」

「ヒャッハッハッハァッ~~ッ!!! 乳首がコチコチだなァッ、おいッ! お嬢様も所詮はイヤらしい雌犬ってかァ?! おらッ、鳴けッ、サトミッ!! 世界中に女神さまの喘ぎ声を聞かせてやれやッ!」

「ア゛ア゛ア゛ア゛ッッ!!・・・アア゛ァッ!!・・・んくゥッ・・・ごぼおッ・・・こふゥッ・・・」

 糸が切れたように、宙をもがいていた四肢と首とが、ガクンと垂れる。
 
 ビクビクビクッッ!!! ビクビクビクッ・・・ビクンビクンッ!!・・・
 
 スレンダーな美麗天使の頭頂から爪先までが、痙攣し続けた。苦悶と快楽で歪み寄った切れ長の瞳。半開きの唇から大量の泡が溢れ落ちていく・・・
 
「サトミさんッッ?!! サトミさんッッッ!!!」

 悲痛なまでの青い守護天使の叫び。だが、幾重ものミュータントの壁に遮られ、ナナからサトミに届くものは、ただ声のみであった。間断なく襲い来る巨獣群の猛攻の前に、ナナの脚は一歩たりとも愛する先輩に近づけない。
 
“・・・・・・ナ・・・ナ・・・・・・だ・・・め・・・・・・私は・・・死・・・・・・”

 法悦の炎に女芯を溶かされながら、サトミの記憶の片隅に、かすかな声が蘇る。
 “必ず、生きて還れ”と、声は言った。
 憎しみと敬愛の混ざった、哀しい声だった。凛々しき青年の声だった。その青年から愛する女性を奪ったのは、私なのだと里美は思っていた。
 万に一つも勝ち目はないと覚悟した戦場で、それでもここまで「生」を諦めずに闘ってこれたのは、きっとその声のおかげであった。
 だが―――。
 
“・・・・・・ごめん・・・なさい・・・・・・生きて還る・・・ことは・・・・・・できない・・・みたい・・・”

 子宮クリスタルへのピンク光の照射は止んでいた。それでも生命の危機を教えるふたつの水晶体は、警報を鳴らし続けている。
 官能責めの中断は、むろん意図的なものだった。ファントムガールの象徴、サトミをより残酷に葬るため。麗しき令嬢戦士の嬌声と悲鳴を毟り取るため、敢えてサトミは生かされている。
 
「サクラより随分と生命力が強いようだ。現代のくノ一というだけはあるな」

「フンッ・・・そのぶん、これまでの恨みを・・・存分に雪いでくれるわッ・・・」

 依然、両胸を吸盤に吸われたまま、空中に浮いたサトミの肢体にメフェレスが歩み寄る。
 ピチャリ・・・泡と愛蜜とが作った水溜まりに、魔人の脚が踏み入る。右手に握られたのは、青銅の魔剣。
 
 ブウウ・・・ンンン・・・
 
 ピンクの悦楽光が、剣先まで覆っていく。昼光のなかでなお、艶やかな桃色だった。
 ゲドゥーの右手が下腹部のクリスタルから離れた瞬間、代わるように魔剣の切っ先が子宮と同体の水晶体を突き刺した。
 
「ッッッかふうッッッ?!!!」

「フハハハハッッ!! サトミッッ、性の中枢を破壊される気分はどうだァッ!!! 我に逆らい続けた貴様にはッッ・・・発狂死こそがよく似合うッッ!!」

 ドドドドドドドドッッッッ!!!!
 
 浴びせるだけで、女芯を蕩かせる媚光線。
 理性を吹き飛ばす魔悦のピンク光が、束となって鋭い剣先からサトミの下腹部に撃ち込まれる。弩流となって注がれる。
 
 パンッッッ!!!
 
 脳髄の奥が白く爆発した。
 その瞬間、全身を突っ走らせた美女神は壊れたように引き攣る悲鳴を叫んでいた。
 
「ん゛ん゛ん゛ああアアァァア゛ア゛ッッ~~~~ッッッ!!!! アッ?!! ア゛ッッ!! ア゛ッッ!!」

「ハーッハッハッハッ!!! 悶えよッ!! 苦しめッッ、サトミッッ!!! 気持ちよかろうッ?!! 狂ってしまいそうだろうッッ?!!」

「アグゥッ!!! くふゥ――――ッッ!!!! アアああぁぁっっ~~~~ッッッ!!!!」

 執拗に吸盤で尖った乳首を吸われ続け、子宮と一体化したクリスタルを剣先で突かれる。
 いかにサトミが守護者としての気位に満ち、令嬢としての気品を備えていても、抗いようのない刺激であった。甲高い絶叫に紛れもなく含まれた、昂ぶり。胸中央と下腹部、ふたつの水晶体が女神の高揚を示すように激しく点滅する。
 
“ッッこッ、んなァッ・・・し、子宮ゥッ、がッッ?!!・・・こッ、壊れッ・・・!!・・・も、桃子ォッ・・・こんなッッ・・・こんな地獄でッッ?!!・・・”

 思考すらままならないサトミの脳裏に、渋谷109に磔にされた、エスパー少女の無惨な亡骸が通り過ぎる。
 忍びの修行を経て手に入れた超人的な体力が、美女神の命を繋ぎとめていた。並みの女子高生ならば、ファントムガール・サクラ同様、すでに息絶えていたことだろう。
 だが、その生命力の強さは、サトミにとって幸であったか不幸であったか――。
 
「ファントムガール・サトミという最高級の食材・・・じっくり味合わせてもらうぞ」

 下腹部のクリスタルから離れたゲドゥーの右手は、ピンクの光を纏っていなかった。
 破壊神が宿ったが如き、“最凶の右手”。
 白き凶魔の最大にして最強の武器が、無防備な令嬢戦士の生命の象徴――胸のエナジー・クリスタルを無造作に握り掴む。
 
「ッッッあ゛ッ?!!」

「こいつが頑丈に出来ていることはよく知っている。このオレの右手ですら、容易に砕けないほどにな」

 ミシッ・・・ピキッッ・・・・・・グググッ・・・・・・
 
 凄まじい握力が、点滅する水晶体を圧迫する。
 崩壊の危機を報せるように鳴り響くエナジー・クリスタル。魂そのものを潰されるような激痛に、女神の美貌がガクガクと揺れ、金色の混ざったストレートが乱れ舞う。
 
「んくふゥッッ!!! ふぇあああ゛ア゛ア゛ッッ!!! んんァアああああッッ!!!・・・」

「だが、壊せぬなら・・・こうしてみたらどうだ?」

 ギュリイイイイイッッッ!!! ギュギュギュギュウウウッッ!!!
 
 凶魔の右手が胸のクリスタルを握ったまま、右へ左へと捻り回す。
 
「ふはあああッッッ?!!―――・・・きゃああああアアアッッッ―――ッッ!!!!」

 切れ長の瞳が見開かれる。開いた口からゴボゴボと、とめどなく白い泡が溢れ出す。
 四肢を大の字に突っ張らせて、ファントムガール・サトミは叫び続けた。ふたつのクリスタルが壊れたように警告音を奏で、痛哭の悲鳴と重なり合う。もはやサトミは見るに耐えぬ楽器のようであった。
 開いた股間からボタボタと、巨大な雫が落ちていく。
 淫悦に貫かれ、魂を磨り潰されて・・・快楽と苦痛の煉獄のなかで、サトミは悶絶に踊りながら体液と悲鳴とを洩らし続けた。ビクビクと痙攣し、涎と泡と愛蜜とを垂れ流す美しき肢体―――今、人類の望みを託した守護天使の処刑執行が、確実に開始されている。
 
「ひィああッッ?!! くはあアァッ!!! やめえェェッッ!!! やめェッッ・・・!! えああァァッ?!!」

「ギャハハハハハッッ!!! どうした、このまま死ぬかァッ、サトミィッ?! それとも気持ち良すぎて昇天寸前かァッ、おいッ?!」

「スカーフェイスよ、この女に手傷を負わされた恨み、晴らすといい。最初は貴様に貫かせてやろう」

 傲岸な魔人の言葉に、凶獣が舌打ちを鳴らす。
 だが、美女神を嬲る極上の愉悦を前に、些細な怒りは消え失せた。形のいい乳房を吸引していた右腕を離す。一瞬愛撫から解放されたサトミの右胸は、すぐにゲドゥーの空いた手によって鷲掴まれ、コチコチの先端を指先で摘まれる。クリクリとこねられる。
 小指大の突起は、サトミの股間にもクッキリと浮き上がっていた。メフェレスの指が摘み、激しい震動を送り込む。3体の悪魔に囲まれた令嬢戦士は、死と背中合わせの激痛に突っ張った肢体を、思うがままに嬲られていた。ふたつの乳首とクリトリス、そして子宮・・・瀕死の肉体に桃色の電撃が続々と注ぎ込まれていく。サトミの過敏な箇所が、余すところなく責め抜かれる。
 
“ひゃめェッ!! もうひゃッッ・・・死ッ、死ッ・・・むねェェッッ・・・あ、アソコがァッッ・・・!!”

「んじゃあッ・・・頂くぜェッ、ファントムガール・サトミィィッッ・・・」

 半開きの口から泡混じりの涎を垂らし、視線を虚空に彷徨わせる紫の女神に、凶獣が右手を突きつける。
 ゴワゴワと形を変えるギャンジョーの腕は、巨大な張り型・・・男性器を模ったディルドゥへと変化した。
 
「・・・あ゛あ゛ッッ?!!・・・・・・や、やめ・・・・・・」

「ギャハハハハハハアアッッ~~~ッッ!!!!」

 ズボオオオオオオオッッッ!!!!
 
 真下から突き上げた巨大ペニスの右腕が、開かれたサトミの股間を貫く。秘裂を抉って突き入り、肢体ごと令嬢戦士の膣壷を打ち上げる。
 
「ッッッきゃふッッ―――?!!!」

 唾液と愛液の飛沫が、サトミの上下の口から飛び散った。
 全身をビクリッ!と震わせた直後、麗しき美貌がガクリと垂れる。下腹部を異物に占領された圧迫感に、美女神の意識が遠のく。
 吐き気すら催す鈍痛。だが、凶器そのものであるギャンジョーの右腕の脅威は、ここからが本番だった。
 
「ヒャアッハッハッ!! 女神さまのアソコはあったけえなァ~ッ!! 抉ってやるぜェェッ、サトミィッ?! お嬢様の強姦ショー、とくと見せてやらァッッ!!」

 ゴォォリリィィッ・・・ゴブウォォオオッ・・・・・・
 
「くあああっッッ?!! あふあ゛ァッ!! んくゥゥッ~~~ッッッ!!!」

 巨大ディルドゥが膣壁を掻き分け、愛蜜に濡れそぼった襞を擦りあげた瞬間、更なる苦痛と湧き上がる快感にサトミの脳裏は覚醒した。
 狂ったように叫んだ。頭を振った。
 下腹部から桃色の電撃を次々に流し込まれ、屹立したふたつの乳首がビリビリと痺れている。秘所の過敏なポイントが、回転ペニスによって全て刺激されていた。絶叫する口からダラダラと大量の涎が溢れていく。
 
“だめェェッッ!!! お、お腹ッッ!! 奇妙に膨らんでェッッ?!! おッ、おかしくふゥッ~~ッ!! くふゥゥッ、お、おかしくなりゅううゥゥッ~~ッ!!”

「はふゥゥッッ!!! くはああァァッ!!! アア゛ア゛ッッ~~ッッ・・・!!」

「さて、ここから一息に全力で官能光線を浴びせたら・・・どうなるかな?」

「ッッんなああァァッ?!! や、やめへええェェェッ~~~ッ!!! へああァァアッッ―――ッッ!!!」

 乳首とクリトリス、そして子宮。
 性感の集積地ともいえる箇所に一斉に極太のピンク光が浴びせられるのと、蜜壷いっぱいに埋まったペニス腕がMAXで回転するのとは同時であった。
 
「んんんん゛ん゛ん゛ッッッ――――ッッッ!!!! きひィッッ、イイィィッッ―――ッッッ!!!!」
 
 ギギギッッ!!! ギイイイイッッッ!!!
 
 快楽の絶叫が迸るのを、歯を食い縛って止めようとする銀と紫の女神。歯軋りの凄惨な音色が響く。
 根性。意地。そんな類いの精神力で、耐え切れる刺激ではなかった。サトミの脳裏が桃色に染まる。許容外の愉悦に意識が爆ぜる。心身の限界を遥かに越える淫悦地獄に、それでも美麗の女神は決死の形相で喘ぎを抑えようとする。
 
“だめえェッッ!!! ひゃめえェッッ!!! イってはァッ・・・イってはらめェェッ!! 私がァァッ、私がイっひゃらァッ・・・”

「フハハハハハ! ムダだッ、サトミッ!! これでどうだァッッ!!」

 押し寄せる快楽の津波に、懸命の抵抗を続けるサトミ。健気で哀れな女神に、魔人の宣告が下される。
 切っ先から桃色の魔光を撃ち込むように。メフェレスは子宮クリスタルに突き刺した青銅の剣をギュルギュルと回転させて捻じ込んだ。
 内と外、二箇所から同時に淫虐のドリルで抉られた瞬間、サトミの女芯は決壊した。
 
「きゅううゥわあああぁぁあアアアァァッッッ――――ッッッ!!!! ふぇああアアああぁぁぁッッ~~~ッッッ!!!!」
 
 ッぶっしゅうううううっっッ~~~ッッ・・・!!!
 
 牝獣の叫びを轟かせて、銀と紫の守護天使が大きく痙攣する。
 股間から噴き出す大量の体液・・・半透明のスコールが芝公園に降り注ぐ。豪雨というより滝であった。バチャバチャと大地を叩き、足元の池を広げていく。
 絶頂を迎え、盛大に潮を吹く女神の姿は、死を晒す以上に無惨と言えた。
 途絶えることなく秘裂から分泌汁が垂れ流れ、半開きの口からは泡混じりの唾液が溢れ続ける・・・瞳の光を失い、昇天したファントムガール・サトミの痴態は、ネットを通じて全世界に流された。
 
 ヴィ・・・・・・ン・・・・・・ヴィ・・・・・・ン・・・・・・
 
 かすかに灯るクリスタルの光と、か細い音色のみが、紫の女神の生存を辛うじて知らせていた。
 
「見ろ。これが貴様らの守護天使・・・ファントムガールの末路だ」

 メフェレスの右手が女神の髪を鷲掴み、高々と差し上げる。
 涎と血と愛蜜と潮・・・体液をボトボトとこぼしながら、薄黒く汚れた肢体がぶらぶらと揺れる。ほどよく引き締まった銀色の太腿は、その内側をヌラヌラと濡れ光らせていた。月に形容される幽玄の美少女は、いまや屠殺された死肉のごとき扱いで吊られ、晒されていた。
 
「うああッッ・・・ああああッッ―――ッッ!!!」

 ミュータントの壁が幾重にも囲んだ中央で、ファントムガール・ナナの絶叫が轟く。その右手が眩い光に包まれている。天高く掲げたその拳を、青い天使は己の心臓に打ち込もうとしていた。
 
「・・・フンッ・・・まだ生きていたのか。無駄な足掻きを」

「メフェレスッッ!! それ以上、サトミさんにッ・・・触れるなァァッッ!!」
 
 目に見える範囲にサトミはいるのに。届かない。
 悪魔どもの思惑通りに、ファントムガールのリーダーは処刑されようとしていた。恥辱の果てに、五十嵐里美は殺されようとしていた。させてはならない。助けなくちゃ。だが、泣き叫びたいくらい、多勢に囲まれた少女は無力だった。犯され、嬲られるサトミを見せ付けられるのみだった。
 
 やるしかなかった。“BD7”を。
 闘神のごとき力を解禁すれば、50体の敵を突破できる。サトミの元まで辿り着ける。
 恐らくその後は・・・力を失った状態で、あの恐るべき3体と対峙せねばならないだろう。無事では済むまい。けれど、サトミが処刑されるのを見ているわけにはいかない。勝算はゼロと悟りつつも、ナナに他の選択肢はなかった。
 
「死なせないッッッ!!! サトミさんはッッ・・・命に代えても助けてみせるッッ!!」

 青い天使の覚悟を察し、ミュータントの包囲が緩む。押し包んでいた壁の輪が、闘気にひるんでバッと広がる。
 その隙を突いて、水色の影がナナの傍らに駆け寄った。
 
「ダメよッッ!! ファントムガール・ナナッ!!」

「シヴァッ?! 邪魔しないでッ!!」

 握った掌から、白煙と焦げた臭いが立ち昇るのも構わず。蜘蛛の化身である妖女はナナの振り上げた拳を掴んでいた。
 
「手を離してッ!! 今やらなきゃ、サトミさんが死ぬッ!!」

「今“BD7”をやったら、ふたりとも死ぬわッ!!」

 せめぎあうショートカットの天使と6本腕の妖美女。距離を置いた地点から眺めるメフェレスの黄金のマスクが、三日月の笑みを輝かせる。
 
 判断で言うならば、裏切り者シヴァの主張が正しい。
 
 一度はメフェレス自身が体験したナナの秘奥義・・・超絶とも言うべき身体能力を手にする“BD7”ならば、遮るミュータントの群れを壊滅させ得るだろう。だが、それまでだ。
 限られた“超人状態”の時間内では、ここに辿り着くまでが精一杯。
 体力を消耗したナナを始末するのは容易いことだろう。シヴァの台詞は真実を突いていた。つまり・・・“BD7”を発動しようがしまいが、サトミの処刑はもはや阻止することはできない。
 
「無力なカスども・・・そこで喚きながら、サトミの最期を見届けるがよいわ」

 足元に広がる水溜り・・・サトミ自身が垂れ流した体液の池に、痙攣する肢体を投げ捨てる。
 飛沫を跳ねて、銀色の女神がうつ伏せに落下する。ヒクヒクと緩慢に揺れる両手が、半ば意識のないまま、耐え切れぬように股間と下腹部のクリスタルを押さえる。
 その仕草は、もっともダメージを受けた場所がどこか、雄弁に語っているかのようだった。
 
「サトミを救えるのはあなたしかいないわ、ナナ。“BD7”を使うのは、あそこに辿り着いてからよ」

「でもッ!!」

「私の役目は、あなたをサトミの前まで送ること」

 右腕を折られているシヴァは、己が戦力として満足な働きができないことを十分に悟っていた。小人物を媒体とした雑魚ミュータントならともかく、メフェレスやゲドゥーといった強者には通用しまい。加えてナナが放ったソニック・シェイキングのダメージも確実に骨身を蝕んでいる。今はただ、無数の妖糸を周囲に張り巡らせ、致命傷を避けているのがやっとの状態であった。
 
 ふと、脳裏に浮かんだ策があった。
 
 かつてのシヴァならば、絶対に発想するはずのない、作戦。
 自嘲とほろ苦さに、思わず唇が吊り上がりそうになる。こんなやり方を思いつくなんて、私は弱くなったのか、強くなったのか――。ただ間違いなく言えるのは、この策ならば突破不能と思われるミュータントの包囲を破り、ナナをサトミの元まで送り届けられる。無謀としか思えぬサトミ救出作戦に、一筋の光を射すことができる。
 
「なに、企んでるのか知らないけどォ~・・・あんたたちがサトミを助けるのは、ゼッタイに無理だよォ~~」

 やや距離を置いた場所から高みの見物を決め込んでいたマヴェルの声は、あくまで余裕に満ちていた。
 その傍らに鎮座する、四足歩行の巨大ミュータント・バキュロス。カバのごとき体躯に掃除機の吸引口を掛け合わせたような怪物は、ペットのように魔豹の足元に控えている。
 先程は青い守護天使を丸ごと吸い込もうとした巨獣が、マヴェルのお気に入りであることは間違いなかった。しかし、その強烈なバキュームをもってしても、シヴァの戦術を妨害できるまでには至らないだろう。
 
「天才と讃えられた貴様も堕ちたものだな、シヴァよ。このメフェレスから離れたのが、致命的だった。もう間もなく、首都の象徴・東京タワーのもとで全ては終わる」

 片腕的な存在であった妖女に冷ややかな視線を送っていた魔人が、背後を振り返る。
 両手を巨大ペンチに変形させたギャンジョーが、銀色の女神を体液の池から引き上げていた。盛り上がった胸の稜線と、美しいラインを描いたくびれが淫靡に濡れ光っている。絶え絶えに鳴り続けるふたつの水晶体。金色の混ざった茶髪を垂らし、カクンとうな垂れた端整なマスクは、瞳の光を失ってなお幽玄の美を誇っている。
 
 背後から両膝を支えられ、持ち上げられたサトミの肢体は、図らずもM字開脚の姿勢となった。
 理想的な膨らみのバストが、かすかに上下している。エナジー・クリスタルの点滅が示すように、まだ美麗天使の生命は途絶えてはいなかった。だが、大きく広げられた股間の中央から、潮の残滓をボトボトと落とす美少女の姿は、完全なる敗北者のそれであった。
 
「まだ生きているのが不思議なほどだ」

 聞く者の魂が凍えるほどの冷徹な声で。
 呟いたひとつ眼の凶魔が、捕獲された麗女神の前に立つ。相手が手強ければ手強いほど、その肉体を死滅させるときのゲドゥーの快感は増大する。ファントムガールのリーダーは、ゲドゥーの期待を裏切らぬ逸品であった。
 口に含んだ極上の味を、呑み込むのを惜しんで咀嚼する・・・今のゲドゥーを支配するのは、至極当然の欲求であった。
 絶命寸前のサトミを前にし、ゆっくりと伸ばした右手を開いた股間に向ける。
 
「忍びとして鍛えた耐久力ゆえか? 希望を託された者としての意地か? ・・・それとも、単に生きることへの執着か?」

 人差し指と中指。揃えたふたつの指が、ピタリと剥き出しの秘裂に当てられる。
 クリトリスも、陰唇も、アナルも。さんざんに責めたてられ、ハッキリと浮き上がった恥部の器官を、ズリズリと二本指が摩擦する。お尻の菊座から先端の萌芽まで。過剰なまでに濡れ切ったクレヴァスを、執拗に往復し続ける凶魔の指。
 
「・・・ッぁくゥッ?!・・・・・・ァア゛ッ!!・・・・・・」

 ビクンッッ!! ビクッ!! ピクンッ!!
 
 消えていた瞳の青色が点滅する。牝そのものの吐息を洩らし、女性らしい凹凸に富んだフォルムが耐え切れぬように引き攣る。
 一旦絶頂に達したサトミの女芯は、ほぼノーガードで愛撫を受け入れた。意識も定かでない状態のまま、官能の刺激に細胞が悦ぶ。快楽に女肉が踊る。喘ぎが無意識に漏れでていく。
 しゅるしゅると注がれ続ける桃色の痺れを、サトミは浴びるしかなかった。腰をくねらせ、肩を揺らしても、一片も逃れることなく浸透していく疼き。
 
「ァアああ゛ッ・・・!! あふゥッ!!・・・くふゥッ!!・・・うう゛ッ・・・!!」

「永久に嬲られ続けるというのはキツイだろう? 特に瀕死の身体ではな。簡単にイクことを許されず、ただ快楽を積み重ねられていく・・・イキたくてもイケないのはまさに地獄」

 全身を突っ張らせ、咽喉も背中も反り上がらせる麗女神。
 一定のリズムで、しかし片時も休まず愛撫の摩擦は送り込まれた。
 単調で持続的な快感が、サトミの脳裏に“永遠”を思わせる。それでいて、一度の往復で股間から湧き上がる刺激は複雑だった。アナルからはくすぐったい痺れが広がり、クリトリスからは鋭い電撃が子宮を衝く。くちゅりと鳴る膣口からは、抑え切れぬ火照りがじわりと下腹部を覆っていく・・・
 薄紙が重なるように、積みあがっていくサトミの内圧。昂ぶりがレッドゾーンに突入しようと、爆発を許されずにじっくりゆっくり愛撫は続いた。劣情の炎が身体中を駆け巡る。疼きと火照りで、子宮が蕩けてしまいそうだった。
 
「いぎいィィッッ!!・・・んはァあッ?!! きひィイイッッ・・・!!!」

「悶えろ。救われることのない官能のなかで、お前の肉は崩れていくのだ、サトミ」

「あアアァぁッッ・・・アアア゛ア゛ッッ~~~ッ!!!・・・きひィッ!! んぎいいいィィッッ~~~ッッ!!!」

 仰け反る美貌がガクガクと揺れる。食い縛った歯の隙間から、ゴボゴボと白い泡がこぼれていく。
 じわじわと融解していったサトミの女芯が限界を迎えた瞬間、なにかに貫かれたように銀と紫の肢体は跳ねた。
 プシュッ!! 空気の洩れ出るような音が、一瞬響く。
 
 ジョボオッッ・・・ジョボボボボォォ・・・ボタタタッ・・・・・・
 
 黄金の聖水が、開脚した股間の中央から噴き出す。
 ファントムガール・サトミは失禁していた。
 弛緩する全身。抗うことのできない、無力な令嬢戦士。
 両膝を抱えられたまま放尿する美女神の姿は、死以上の衝撃を伴って全世界にネット中継で流された。
 
 ・・・・・・ごぶッ・・・・・・
 
 前のめりに倒れる、サトミの上半身。流れるストレートの髪が隠す奥で、俯く美貌の開きっぱなしの口から、涎と泡とが洪水となって落ちていく。
 あらゆる体液が、サトミの体内から搾り尽くされたようであった。
 悪魔どもの目的が人類に絶望を与えることならば、その目的は十分に果たされたと思われた。守護天使と崇められた巨大な銀色の少女は、闘いに敗れ陵辱に散った。救いようのない残酷な光景が、東京のシンボルを背後に展開されている。
 
 それでも息のあるくノ一少女を、あくまで凶魔と凶獣は壊しにかかった。
 白プロテクターに包まれた凶魔が、仰向けに転がる。その股間には、兇悪なまでに長いペニスが、天に向かってそそり立っている。
 肉剣の長さは、サトミの蜜壷から臍の位置までを、貫いてしまいそうなものだった。
 ゲラゲラと笑うギャンジョーが、躊躇うことなく両膝を抱えた令嬢戦士の肢体を、怒張の先端へと降ろしていく。暴魔どもの狙いは明らかだった。だが、悲劇的な事態が迫ろうとも、精根果てたサトミに回避の手段はない。
 
 泥と体液で汚れた銀色の肢体。開脚した股間の中央でパクリと開いた秘穴に、赤黒い亀頭が埋められる。
 
 ぬぷりっ・・・
 
「―――ッッんァぅッ?!!」
 
 艶かしい挿入の音に反応したように、髪を振り上げ蘇生する幽玄の美少女。
 その瞬間、ギャンジョーの剛力はペンチで掴んだサトミの肢体を、一気に肉剣の根元まで押し込んだ。
 
 ズボオオオッッ!!! ・・・グググ・・・メリメリッミチィッ!!
 
「んんンあああアアアァァッああアアァッッ――――ッッァァッ!!!! んあァうゥッ!!! あがアァゥアゥゥッッ~~~~ッッ!!!!」

 ヴィッ!! ヴィッ!! ヴィッ!! ヴィィィッ―――ッ・・・・・・
 
 鳴り響く下腹部のクリスタルが、泣き声のようにか細くなっていく。
 狂ったように暴れ踊ったしなやかな両腕が、ブルブルと数秒痙攣した後、地に落ちる。
 ゲドゥーの長剣ペニスに串刺しにされたサトミの腰が波打つ。結合部分から半透明の泡立った液体が、ドロドロと漏れ流れていく。
 凶魔が下から突き上げるたび、尖り立った乳首が、ピクピクと反応した。苦悶か喘ぎか、美貌を歪ませたサトミの口からは、もはや悲鳴すら途絶えていた。月のごとく麗しき巨大な女神は、肉人形同然に犯されている。
 
 もう、死なせてやって欲しい。
 人類の希望を背負ってひとり闘う少女を、許してやって欲しい。ラクにしてあげて欲しい。
 ある者は顔色を無くし、ある者は涙で頬を濡らしながら、ネット映像の前で一様に願う。そんな想いを踏み躙るように、更なる蹂躙が銀と紫の少女を襲う。
 
 だらりと舌を垂らしたサトミの顔を、ギャンジョーのペンチの手が鷲掴む。
 今度は正真正銘、凶獣自身のイチモツが股間にそそり立っていた。ゲドゥーのものより短いが、太さでは遥かに凌ぐグロテスクな肉棒。
 ゴツゴツとイボのついた極太の巨根を、一気に口腔に突っ込む。顎が外れそうなほど大きく開き、唇の端がビッと裂ける。窒息の苦しみに呻くのも構わず、剛直を咽喉奥にまで差し込んでいく。
 
「おぼオォッッ?!! おおオ゛オ゛ッッ・・・ごぼおォッ・・・」

「ヒャハハハハァァッ~~~ッ!!! まだ喘ぐ元気は残ってるみてえだなァッ?! さすがに守護天使さまのリーダーは頑丈だぜェッ!! サトミィィッ、事切れるまでテメエは犯し尽くしてやるぜェッ!! 少しでも長く愉しませてくれよォ?!」

 腰をグラインドさせ、極太ペニスが出し入れされるたびに、ゴブゴブとサトミの咽喉が鳴る。
 口腔と秘所とを埋めた兇悪な肉棒が、もはや痙攣するだけの麗女神を思うがままに貫く。巨大生物の脅威から何度も人類を救ってきた守護天使が、上下の口を凶魔と凶獣の性器に塞がれ突かれている。
 銀色に輝く肢体に紫の模様が描かれた神々しき少女は、いまやふたつの肉壷を備えた敗北のオブジェであった。
 
“・・・・・・私・・・・・・は・・・・・・負けた・・・・・・完全・・・に・・・・・・”

 ぶっしゅううううッッ!!!
 
 咽喉奥と膣内を埋めたふたつの肉棒が同時に律動する。ビクビクッ!!と二体の魔羅が蠢いた瞬間、サトミの内部に白濁は放出された。
 秘裂に埋まった剛直の隙間から、ザーメンが噴射する。逆流した陵辱者の精汁が鼻から噴き出す。
 大量の白濁液を体内に注がれていくサトミ。口と鼻、そして秘所・・・3つの穴から牡獣の精液を溢れさす姿は、守護天使の終末を如実に物語っていた。
 
 メフェレスの目論んだファントムガール抹殺計画。その目的が、人類を絶望の底に堕とすものならば。
 魔人の目標は達成したと言ってよかった。リーダーであるサトミ自らが、守護天使の敗北を全世界に知らしめる結果となった。公開陵辱されたサトミの姿は、死んでいったサクラやアリス、ユリア以上にある意味で衝撃を与えたはずであった。
 あとは・・・処刑を待つのみ。
 それで全ては終わる。人類最後の希望、ファントムガールの闘いは終結を迎える。
 
“・・・・・・・・・最期の・・・・・・ときね・・・・・・”

 己の死が避けられぬことを、サトミは理解した。
 
 仲間への想い。
 御庭番の末裔として生を受け、使命を帯びた者としての責任。
 生還を願う者たちの声。
 
 そのどれが欠けても、サトミの生命はとっくに果てていたはずだった。
 理屈では勝算など、皆無の闘い。それでもただただ全力を尽くした。生も死も望まず、勝利だけを目指して――。
 もはや、その願いは叶わぬことを知った。
 
 安易に死を選ばぬ闘いをしてきた。それが人々の期待に応えることだと知っていたから。ファントムガール・サトミの命は、自分だけのものではないとわかっていたから。
 だが。
 冷酷な現実に跳ね返され、己の無力を悟らされた今、往くべき道はただひとつ―――。
 
 死ぬべきときが、死なねばならぬときが来た。
 生命を引き換えに差し出さねば、サトミはもう、何もできない。
 
 左の奥歯・・・万能丸を仕込んだ方とは反対の歯列に舌先を伸ばす。
 カプセルが触れる。肉体の崩壊と引き換えに、極限の身体能力を授かる猛毒。忍び仲間である相楽魅紀が、死の間際に服用した秘薬。
 
 サクラやユリアのように・・・光のエネルギーを失っての死とは違う。
 肉体を蝕む猛毒での死は、恐らく復活は不可能だろう。ファントムガール・サトミとしてではなく、五十嵐里美としての最期が待っている。未来永劫の別れが、力の解放の先にある。
 
 そうして得た身体能力の限界。それですら、三体の悪魔に通じるかといえば、答えはノーだ。
 ひとり・・・あわよくばふたりを道連れにするのが精一杯だろう。ことによれば、誰も斃せぬ確率も十分に高い。
 それでも構わなかった。
 すでに多くのものを失ったサトミは、人類の希望を、仲間たちの復活を、後輩であるショートカットの少女に託す―――。
 
“・・・・・・頼むわね・・・・・・ナナ・・・ちゃん・・・・・・・・・”

「続けていくぞ、ギャンジョー。サトミが絶命するまで、犯し尽くす」

 冷たく言い放ったゲドゥーが、再度突き上げを開始しようとする、その時であった。
 
 ギュオオオオオオオオオッッ!!!
 
 旋風が、巻き起こる。
 陵辱ショーを阻害するかのごとく吹き付けた突風は、鮮血と悲鳴とを伴っていた。いや、渦巻く白銀の正体は風ではなかった。
 
 触れるもの全てを切り裂く妖糸で造られた、トンネル。
 
「ッッ・・・シヴァッ?!!」
 
 斬糸の束が螺旋を描き、離れた蜘蛛女とサトミの元までを繋ぐ。いわば両者を直結する、パイプライン。緊張を高めるメフェレスの視界に、満足げに唇を吊り上がらせるシヴァの笑みが映る。
 
 己の防御に張り巡らせていた妖糸を、“道”のために使ったのかッ?!!
 
「貴様ッ・・・サトミのために、自らの身を犠牲にする気かッ?!」

「フフッ・・・私の役目は果たしたわよ。ファントムガール・ナナ」

 トンネルの出口から飛び出した青い疾風が、咄嗟に構える青銅の魔人をガードごと蹴りつける。
 地面と水平に吹き飛ぶメフェレスの脚が、ギャリギャリと大地を抉りながら踏み止まる。交差した両腕からは、黒い煙が立ち昇っていた。
 
「サトミさんッッッ!!!」

 轟く可憐な少女の叫び。
 烈しさを増す3対の視線を一身に浴びながら、ミュータントの包囲網を潜り抜けたファントムガール・ナナは、捕らえられたサトミのもと―――東京タワーの足元の戦地に立つ。
 ショートカットの少女の決意が、右手に輝く青い光に集約されていた―――。

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| ファントムガール | 01:24 | トラックバック:0コメント:8
コメント
内容的に区切って更新している、という話を前回しましたが、そのせいで今回更新分は、前回とは逆にかなりのボリュームになっているかと思います。
ちょっと読みづらいかもしれませんが、どうしてもここまで一気に書きたかった、ということでご容赦いただければ。

ファントムを書き始めて10年経ちましたが、いまだに文章を書くのは難しいとつくづく思い知らされます。
うまくイメージを伝えることができていれば幸いなのですが…
少々不安も混ざりながら、皆さんが少しでも愉しんでもらえることを願っています。
2011.05.19 Thu 01:38 | URL | 草宗
更新お疲れさまです
前回のヒキから今回はバトルパートかと想像していましたが、大ボリュームでのサトミへの執拗でネチっこい凌辱描写の回でしたね、たいへん読み応えのあるシーンでした、特にゲドゥーがクリスタルを捻るシーンは記憶のかぎりでは今までそういう描写はなかった様に思いますので興奮しましたねー
作中でこの様子はインターネット中継されてますが、もし私がそれを見ていたとしたらファントムを応援しつつも邪な気持ちを抑えきれないでしょうね…w
後、以前のコメントで悦楽の中で逝ったサクラはまだどうこう、といった事を書いたことがありますが今回のを読み考えの浅さに今更ながら赤面する思いです(^_^;)

さて、ナナがBD7発動か!?という所でのヒキですね、勿論そちらも多いに気になりますが個人的には無防備な姿を晒したまま敵中に孤立した形のシヴァが気になります、あちらにはマヴェルがいますしねー,足止めの任務に失敗したマヴェルが3魔神らへの恐怖からシヴァに対してどのような行動にでるのか?やはり怒りのままに凌辱破壊しようとするのか興味は尽きません、そういえば私ずっと一貫してミュータント状態でなぶられるシヴァがみたい、と書いてますねw

暑くなったり肌寒くなったり大雨がふったりと変な天気ですが体調にはおきをつけください、それでは失礼します
2011.05.19 Thu 10:38 | URL | でんねこ
長文の更新、お疲れ様でした。

今回のサトミへの徹底的な陵辱ショー、とっても面白かったですよ。
普通に感じる場所だけじゃなくてクリスタルへも容赦なかったし、
たまらなかったです(笑)
クリスタルへもここまで攻撃してくれると、本当に嬉しくて。
今回は破損や破壊までは行かなかったけど、後のお楽しみかな?(笑)
ファントム破壊光線は、この場面では使ってないですしね。
そしてその攻撃でサトミの悶える姿もたまりません(笑)
以前のサトミへの陵辱がナナの登場で惜しい所で止まっていたので、
その時のもやもやした物が今回で吹き飛びましたよ。

また、ナナとシヴァもなかなかのコンビになってきましたね。
シヴァがついつい熱くなってしまうナナをなだめる、冷静沈着な良いお姉さんという感じかな?
シヴァの決意も熱くって、イイですね!!
ナナが無事にサトミの所に辿り着いたけど、流石にこの3人相手ではBD7を使っても、なかなか難しいでしょうね。
未だに東京タワーを陵辱には使っていないし(笑)、
里美の秘薬も使ってませんから、この先まだまだ波乱の展開が
有りそうで、ワクワクしています。

にしてもファントムガールの連載開始から、もう10年にもなったのですね。
本当に長いシリーズになりましたね。
私もこんなに長かったのかと、びっくりしましたよ。
この時間の流れを感じさせないぐらい、作品が面白いのでしょうね。
これから徐々に蒸し暑くなり厳しい季節になりますが、
今後の更新も楽しみにしていますから、頑張ってください!!
ずっと待っている「その時」が来るまで後どれぐらいなのかは解りませんが、
最後まで付き合いますね♪
2011.05.19 Thu 23:38 | URL | さとや
>でんねこさま
サトミへの陵辱パートは避けては通れないだろう、ということでここまでヒキにヒイてきましたw(というのは冗談ですが…w)
クリスタルを捻るシーンはボクも大のお気に入り…といいますか、ずっとやりたくてここまで温存していたものです。あまり何度もできないでしょうから…。
個人的な好みでいうと、陵辱よりもこちらのほうがツボであったりしまして(^^ゞ

多くのキャラが総動員されているので、立ち位置やら状況やらわかりにくいのではないかと心配する面もあったのですが、楽しんでもらえているようでなによりでしたw
シヴァやマヴェルは登場当初とは立場的にかなり変わってきてますけど、今後どうなるのか…はここではもちろん明かせませんねw

酷暑の季節になれば当然のように筆も進まなくなると思いますので、できるときに進めていきたいと思っています。なんとか頑張りたいですね。

>さとやさま
上でも述べていますけど、クリスタルへの攻撃というのは、ボクにとっては普通の陵辱以上に興奮するものなので…自然に熱も入りやすいですw
あのまま終わっていたら、ナナが邪魔者として悪い印象を残していたかもしれないので(^O^)、ちゃんと続きを書いてよかったなと…w(本当はもちろん当初の予定通りですけどw)

シヴァとサトミはどこか通じるものも感じられましたが、ナナとのコンビはまた違った趣ですね。精神的にはやはりシヴァがずっと上に立っているかとw

自分でも10年も書いてると思うと感慨深いものがあります。ここまで続けてきたことに関しては、自分で自分を褒めてやってもいいのかなとw
一方で10年経ってもまだ完結してないことにちょっと驚きますけどw、なんとか最後まで完走したいと願っているので…今後ともよろしくお願いします。
2011.05.20 Fri 02:02 | URL | 草宗
初めまして、更新お疲れ様です
東京鎮魂歌一気に読んでいます、東京の名所がどんどんファントムガール達の墓標になっていきますね。ゾクゾクします
しかし絶望的な話が続いていましたが今回やっと希望が少し見えた感じで終わっていますね
まだまだ大変そうですが
2011.05.20 Fri 09:35 | URL | 心臓ばくばく
薬を使う覚悟を決めるのが遅すぎるような気がしないでもありません。
今の状態で薬を使ったとしても、体のほうが既に動ける状態ではないような……。
ある程度、力が残されてる状態でないと。
くのいちとしての能力やらはともかくとして死兵としての判断力は無かったのでしょうか?
ファントムガールとして生きて勝ち続けなければならなかったからこその判断ミスかな?

そして吼介。
さっさと立ち直って里美を助けにこないものか?
株価が底値を割ってるんだから、あとは上がるか消えるかだけ。
ここで、里美への想いと暴走しないという覚悟で変身後も意識を保ってミュータント軍を倒してサトミたちを救い出せば株価もストップ高に!
期待してます。
ついでに里美と七菜江と響子もまとめてモノにしてしまっちゃってくださいwww
2011.05.20 Fri 13:57 | URL | 法皇の緑
>心臓ばくばくさま
はじめまして、とても有難いHNで嬉しく思いますw
東京の名所を使って、巨大化ヒロインらしいシーンをつくる…というのがこの東京篇の目的のひとつだったので、楽しんでいただけている様子なのは、とても励みになりますw

最後までいろいろな意味で楽しんでいただけたら幸いです♪

>法皇の緑さま
なるほど、まだまだ里美の心情を伝えきれていないという点で、自分の実力不足を痛感させられますね。

ただ里美の名誉のためにw、代わって釈明させていただくと(こんなことをいちいち本編に書いているとテンポが悪くなるので(-_-;))、この前の段階で毒を使っていても奮戦はしても3人の悪魔に早々に嬲り殺されていたことでしょうね。
仰っているように、里美にとっては「勝つ」ことが目的ですから、毒を飲んでいても目的達成はならなかったでしょう。「判断ミス」にはならないと思っています。

“死と引き換えに頑張った”ことで満足してしまうような人間性の持ち主でしたら、里美も早くに毒を飲んだんでしょうが、それは本当の目的を取り違えてるかなと。

また、これは他のコたちでもそうなんですが、いくら覚悟を決めていても、簡単に死ぬことを決意できるのだろうか?という想いはボクのなかでは共通してありますね。(ナナのBD7などがそうですが)
ボクが彼女たちの立場なら、簡単に死と引き換えの技なんて使えませんね。だって、生き延びたいですから。

傍目から見ている者からすれば、「勝つ可能性が高まるんだから、とっとと命を捨ててパワーアップしろよ」と思えるんでしょうけどw 恐らく作中の一般市民の方々も、同じように思ってるんでしょうねえ~。まあ、所詮死ぬのはサトミやナナたちで自分たちじゃないから…という想いをどこかに持って観戦してることでしょう。

吼介も人気取りのために行動しているわけではないので…どうなることやら。
それとは別に、実際に今戦場に割って入って、3体を瞬殺して、サトミ、ナナ、シヴァを次々に犯して…という展開になったとしても、吼介の人気があがるとはボクは思えなかったりしますが。むしろ凄いブーイングになりそうな気がします。


2011.05.20 Fri 21:16 | URL | 草宗
>拍手コメントいただいた方
ありがとうございますw 楽しんでいただけたようでなによりですw
長年こんな活動をやっていますと、精神的に少しは図太くなるようでw、ある程度腹をくくれてる部分はありますね。

今更変更などもできる状況ではないので、突っ走っていきたいと思っていますw
とはいえ、執筆には少々時間がかかりそうなので、その点はご迷惑おかけするかと思いますが…最後までよろしくお願いします。
2011.05.31 Tue 23:20 | URL | 草宗
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