巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

オメガスレイヤーズ 第0話 「破妖の天使」⑨

 13、敗北宣言
 
 
 美貌に張り付く長い茶髪を、オメガセイレーンはしきりに振り払っていた。
 冷たい汗が顔いっぱいに浮かんでいるため、髪がまとわりついてくる。やや垂れがちな瞳は、いつもより大きく見開かれていた。普段なら、26歳という年齢以上に落ち着いたセイレーンだが、今は明らかに余裕を失っている。
 
 己の『城』と呼ぶキャバクラ『シーサイド』のなかで、スーツもミニスカもケープも青で統一された蒼碧の水天使は、脚を止めて動けなくなっていた。
 ただ、首だけを前後に向ける。
 正面にいるのは、おかっぱ頭の少年。そして背後には、筋肉に覆われた弁髪の武人。
 六道妖のなかでも、最強と目される天妖・絶斗と修羅妖・虎狼に、オメガセイレーンは前後を挟まれていた。
 
 この二体を相手に、たったひとりで立ち向かう・・・それはあまりに苛酷すぎる闘いであった。
 セイレーンは絶体絶命の窮地に陥った、と表現するのが妥当であっただろう。
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