巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

オメガスレイヤーズ 第0話「破妖の天使」⑥
 
 9、深夜の処刑
 
 
 時計の針は、とっくに0時を過ぎていた。
 真夜中の体育館は、静寂と暗闇に支配されていた。高い窓から差し込む月光だけが、ぼんやりと内部の様子を照らし出している。
 
 バスケットコート2面分ある敷地のうち、舞台側。入り口の扉から離れた方には、バレーボール用のネットが中央に張られていた。
 夜目が利くものであれば、それがただのネットではないことに気付く。一見普通の黒い紐に見えるが、鋼線を束ねたように固く、多少の伸縮性もあった。強度と柔軟性を併せ持つ、切断するのにもっとも厄介なタイプだ。
 
 その頑丈な紐で編まれたネットに、ふたりの少女が絡まっていた。
 漁網に捕まった獲物、のような光景だが、タイやヒラメなどとは違い、少女たちはただネットに引っかかっているのではない。両手首足首には念入りに幾重も黒紐が巻かれ、自由を奪っている。床から1m以上の高さに浮いていられるのも、強く緊縛されているが故だ。
 
 オメガカルラこと四方堂亜梨沙と、オメガペガサスこと浅間萌音は、四肢を大の字に広げた姿勢でネットに磔にされ、空中に吊り上げられていた。

オメガペガサス1
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