巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

オメガスレイヤーズ ~カウント5~ 「第一話 5年前。雨。夜の山中で」②

 4、百識と慧眼
 
 
「くッ・・・妖化屍が・・・2体とは・・・」

 緊張した父親の声が流れる。狼狽の色を、濃く反映した声が。
 新たに崖上から出現した刺客。その姿は漆黒のローブに隠れていても、並の妖魔でないことは漂う雰囲気が教えていた。普通の人間でここまで感じるならば、オメガスレイヤーの天音はもっと察知していよう。
 
 元々、妖化屍は破妖師の間で要警戒の存在だった。歴史を紐解けば、何十人、何百人という単位で犠牲者を生み出している。ただのリビングデッドであるケガレとは、危険レベルが違うのだ。
 そのなかで、最上位の破妖師であるオメガスレイヤーは滅多に敗れることなどないが・・・妖化屍が2体揃う、などという事案はかつて聞いたことがない。強い自我を持つ妖化屍は、協調性の欠片もないからだ。
 
 そんな連中がタッグを組む。それだけでも不気味このうえないのに・・・新たな刺客は正体が見えぬというのが、余計に不安を駆り立てる。かろうじて、声で男だと判明するくらいだ。
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