巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

最終話 東京終末戦 4章―4
 
 ・・・決着は近いな。
 
 東京湾近郊。芝浦埠頭。
 潮の香りを遥かに凌駕する、濃密な臭いが周囲を支配していた。赤サビにも似た、臭い。悪臭というには少し違うが、むせ返るような粘りと、生温かさを伴う臭いだった。
 
 おびただしい、血の香り。
 
 コンクリートの地肌が見えないほどに、鮮血が大地を埋め尽くしていた。岸壁の端から、海にまで流れ込んでいる。
 倒壊した建築物の破片が、ゴロゴロと転がっている。だが、街の破壊が霞んでしまうほどに、異常なまでの血の量が、戦慄を誘った。
 明らかな大量殺戮があったことを示す、凄惨な戦場―――。
 
 その中心に立つのは、赤銅の巨体と金色の髪を持つ、鬼だった。
 
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