巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

第十三話 東京鎮魂歌 第4章―3
 
 ファントムガール・サトミの処刑から、24時間が過ぎていた。
 
 どこまでも青色が澄み切った好天。絹のような薄雲が、白い尾を長く伸ばしている。秋の空は、胸のなかを吹き抜けていくように爽やかだった。いつもなら街中に溢れているはずの喧騒は途絶え、行き交う人影も見当たらない。首都らしからぬ光景が、一層季節の寂しさを際立たせている。
 
 昨日との違いは、風がやんだことくらいだろうか。
 穏やかな空気のなかで、豹柄を基調とした女のファッションは、やや時期尚早なものだった。厚手の白ニットセーターに、マーブル模様の革パンツ。そこまではともかく、首に巻いた豹柄のショールは、季節をひとつ越えて冬の気配すら感じさせる。
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