巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

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第十三話 東京鎮魂歌 第3章―1
 
 3
 
 ボトッ・・・
 
 ボタボタッ・・・ボトッ・・・
 
 秋の風が吹きぬける。東京タワーが見下ろす、芝公園の敷地。昼下がりの陽光が、肌色の大地を照らし出す。
 雨と呼ぶには巨大な雫が。赤い雫が降っていた。
 守護天使と崇められ、人々の希望と期待を一身に背負って闘い続けてきた、銀色の女神。
 鮮血に染まったファントムガール・サトミの肢体は、ピクリとも動くことなく静寂に包まれた青い空に浮かんでいた。
 ただ、その胸中央に点滅するクリスタルの警告音だけが、人影の絶えた首都に響き渡る。
 
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