巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

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第十二話 東京黙示録 3章―4

 暗い空間に、己の足音だけが響いていた。
 一歩足を踏み出すたびに、閉ざされた空洞にローファーの踵が澄んだ音色を共鳴させる。真っ暗闇と予想していたが、内部にはところどころに光が洩れていた。勢いよく流れていく下水からは、思ったような腐臭はほとんどない。どちらかといえば触れた壁から伝わる湿気の感触の方が、西条ユリには不快に感じられた。
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