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巨大変身ヒロインのオリジナル小説を書いている草宗の独り言をつぶやくブログです。

草宗の書斎

「鋼血の姫甲士 ~花の章~」第2話「ドール殲滅計画」2章
 2、青の惨劇
 
 
「シーヴァ。お前のカメラに中継を接続しろ。全世界の人類に、特等席からの視点でドールブルーの処刑シーンを楽しんでもらおうではないか」

「わかりました、ドクター」

 青色のドラム缶、といった破壊者シーヴァの胴体内部で、レンズがギラリと光を放った。シーヴァの体内には様々な工具や道具が隠されているが、カメラもあったことをツバサは知る。
 元テレビ局の屋上。十字架に磔にされたドールブルー・ツバサは、『ネクスター』の機械生命体にぐるりと周囲を囲まれていた。
 
 あと2時間で、公開処刑される――。
 敵の宣言を聞きながら、ポニーテールの少女戦士は己の最期を覚悟していた。
 iドールになったときから、命は捨てたつもりでいる。この場所、『ネクスター』のアジトに乗り込んだ時には、その覚悟は改めて胸に刻んでいた。
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| 鋼血の姫甲士 | 09:08 | トラックバック:0コメント:1
「鋼血の姫甲士 ~花の章~」第2話「ドール殲滅計画」1章

1、機械の覚醒


 あちこちで爆発音が響き、猛烈な炎が渦巻いている。
 研究所の崩壊が間近に迫っている――大和独人は白衣の美少女とともに廊下を駆け抜けていた。研究所の仲間であり、独人に初めて出来た恋人。彼女の命だけは、ここから救い出さなければ。
 
 どこかで悲鳴が轟いている。男たちの野太い声が、懸命に救いを求めていた。
 もう無理だ。間に合わない――。
 いざという時のために博士は……この研究所の責任者は、自爆によって全てのデータを消去する準備が出来ていると、常々言っていた。ボタンひとつでこの研究所は跡形もなく消し飛ぶ。出口があと10m先ほどに見えている自分たち以外、助かる者はいないだろう。
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| 鋼血の姫甲士 | 11:41 | トラックバック:0コメント:3
蒼き反射少女の苦闘 狩猟者アークニー編 完結編
 12、
 
 
 時が止まった現実のなかで、リフレクターとなった森川更紗の悲鳴だけが轟いている。
 巨大蜘蛛、狩猟者アークニーの糸にがんじがらめに巻き付けられた、赤髪の少女。
 動けぬ更紗の乳首とクリトリスに繋がった糸は、高速震動を続けていた。ヴヴヴ、と唸って、微細な刺激を敏感な3つの突起に注いでいる。
 
「んぎいい”い”ぃ”っ~~~っ!!! ふはぁ”っ!! いあああ”あ”ぁ”っ~~っ!!!」

「ホホホ! よく頑張るわね、森川更紗。でも新人リフレクターが勝てるほど、現実は甘くないの。死んでしまう前に、私たちの仲間になりなさい。西田早苗や菅本しほりのようにね」

 同じ姿をした黒髪の女教師……2体の持内あずさの言葉に、不意に日菜子は気がついた。
 早苗やしほりも、ただ催眠術で敵の虜に堕ちたのではない。きっと、今の更紗のように激しい陵辱を受けて……心を折られてしまったのだ。
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| 蒼き反射少女 | 11:38 | トラックバック:0コメント:1
蒼き反射少女の苦闘 狩猟者アークニー編 その3
 
 9、
 
 
 十字架に磔にされた、制服姿の白井日菜子――。
 リフレクターとしての変身が解けた今、少女はただの女子高生でしかない。
 
「ホホホ、ここが現実である以上、死ねばそのままの意味になるわね」

 正面に立つ、同じ容姿を持つ3体の女たち。
 女教師・持内あずさとして日菜子の前に現れた原種シュモディアの刺客は、鏡合わせのように揃って笑った。違いといえば、長い黒髪が、それぞれハンマー・ノコギリ・バラ鞭といった武器に変形していることだけだ。
 
(……ダメ、だ……私、ここで…………本当に、死ぬんだ……)

 トロトロと溢れる涎を抑えることさえ、日菜子はできなかった。
 元々は13体いる持内あずさを、3体まで減らすことはできた。しかしそれが、限界だった。
 巨大蜘蛛アークニーの糸に巻き付かれた身体は、完全に自由を失っている。
 リフレクターの姿さえ維持できなくなった魔法少女は、敵の処刑を待つことしかできなかった。
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| 蒼き反射少女 | 11:34 | トラックバック:0コメント:0
「鋼血の姫甲士 ~花の章~」第1話「誕生! ドールピンク」8章
 8、サクラ散る
 
 
 ショートヘアの少女は、ヒュウヒュウと荒い息をついていた。
 口元が粘ついた血糊で汚れている。丸い瞳は倉庫の高い天井を見つめたまま、焦点はあっていなかった。
 
 ドールピンク・オウカのミルキーピンクの制服には、ぽっかりと黒い穴が開いている。
 腹部にトンネルが出来たのだ。普通の人間ならば、確実に絶命している重傷。
 それでもオウカは生きていた。鋼血によって、半ば己の肉体をサイボーグ化しているために、命を永らえさせているのだ。
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| 鋼血の姫甲士 | 23:42 | トラックバック:0コメント:1
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